えっ、これレプリカなの?見た目は日産GT-R R35そのままだが中身は全くの別物!エンジンはRB26でスカイラインGT-Rがベースとの噂も?【動画有】

見た目は日産GT-R R35そのものだが、まさか中身は全くの別物で”フェイク(FAKE)モデル”だったとは…

世界には様々なレプリカモデルが存在し、特にフェラーリやランボルギーニ、ブガッティのレプリカモデルが数多く存在しますが、今回はちょっと珍しい日産GT-R R35のレプリカモデルが登場。

海外カーメディアCBMediaチャンネルのChadBee氏が紹介するモデルは、彼の友人であるフランク氏が所有するという「GT-R R35?」。

実はこのモデル、見た目はGT-R R35そのままなのですが、中身は「別の日産車両」で、エンジンも排気量3.8L VR38型V型6気筒ツインターボエンジンではなく、RB26型直列6気筒ターボチャージャーエンジンをぶち込んだ過激な一台とのこと。

一体どのようなモデルなのか?早速チェックしていきましょう。


パッと見はGT-Rだが、実は日産セフィーロがベースになっている

コチラが今回、タイのオーナーが所有しているという日産GT-R R35のレプリカモデル。

見た目は前期型のR35に見えますが、ドアサイドパネルにも”FAKE”と表記されている通り本物ではありません。

ベースとなっているモデルは、1980年代後半に製造されたA31型の日産セフィーロ(Nissan Cefiro)とのことで、4ドアセダンから2ドアスポーツクーペに改造するだけでなく、見た目もR35そのものに改造する技術もさすがの一言。

入手元は不明だが、一部のパーツは本物のR35を流用

なおこの改造に関しては、タイのアフターパーツメーカーKarnFilberが担当していて、専用ボディキットとカーボンファイバ製のエアロパーツをオリジナルで作り上げ、そしてヘッドライトやフロントリップ、フロントフード、サイドドア、フューエルリッド、リヤテールランプは本物のR35から流用しているそうです。

本物のR35のパーツがどこから流用されたのかは不明ですが、元々このモデルは、2017年に開催されたバンコクオートショーにて出展された一台とのことで、それ以降はタイで高い注目を得た一台とのこと。

エンジンは独自チューニングを施したRB26型の直6ターボ

駆動方式については、基本的にはプラットフォームも含めてセフィーロベースになるため、GT-R R35のような四輪駆動(4WD)システムではないものの、セフィーロ独自の四輪駆動(4WD)をベースに改造されているそうです。

そして個人的に注目しているのがフロントフード内に収められているエンジン。

カーメディアの報道によればRB26型直列6気筒ターボエンジンを搭載しているとの情報もありますが、一部の報道ではスカイラインGT-R R34のRB26DETTをベースに独自チューニングを施したエンジンが搭載されている?との噂も(あくまでも噂なので事実かどうかは不明)。

内装はかなりスパルタン。

BRIDGE製フルバケットシートが装着され、後席は軽量化も兼ねて完全排除。

インストルメントクラスター周りもセフィーロがベースですが、インパネ周りのオーナメントパネルはカーボンファイバパネルが装着され、更にステアリングホイールには”GT-R”のブランドロゴも。

センターシフトはカーボンファイバシフトノブ付のATになりますが、RB26型エンジンをベースにするともなると、トランスミッションも大幅に変更している可能性もありますが、その点についての詳細は不明。

タイでは輸入関税が300%も課せられる

ちなみにこのレプリカモデル、どういった経緯で作られたのか?というと、本物のGT-R R35を輸入するとなると、タイでは輸入関税が+300%課せられてしまうため、そうなるとタイでの車両本体価格は400,000万ドル(日本円に換算して約4,900万円)以上になってしまうんですね。

そのため、可能な限りパーツ単体を安価に取り寄せ、ほぼ廃車となったセフィーロを改造することでGT-R R35のような見た目へと改造することに成功。

フランク氏曰く、これだけの過激な内外装とスペックを持ちながらも50,000ドル(日本円に換算して約610万円)未満で製造できているそうです。

【The “FAKE” GT-R in Bangkok that Triggered the Internet】

他の海外ではR35をベースにスカイラインGT-R R34に改造した謎のレプリカモデルも登場?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!