フェラーリ新型296GTSが世界初公開!待望のV6プラグインハイブリッド&オープンモデルで性能はクーペ(296GTB)とほぼ同じ…日本の割当て台数も少なそうだ【動画有】

新型296GTSの日本へのデリバリーは2023年以降になりそう

2021年6月末、フェラーリ初となる新世代V6ツインターボエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載した新型296GTBを発表して10か月近くが経過しました。

そして2022年4月19日、新型296GTBをベースにしたオープンタイプの新型296GTSが遂に世界初公開となりました。

こちらもフェラーリとしては初の排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載するオープンモデルということで、おそらくクーペモデルよりも更に入手困難になると思われます。

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クーペと変わらないスタイルを維持し、それでいて性能もほぼ同等クラス

こちらが今回公開された新型296GTSのエクステリア。

右側が488スパイダーにも採用されたブルーカラーの「ブルーコルサ」で、左側がレッドを基調とした「ロッソ・コルサ」に、オプションのストライプなどが入ったアセットフィオラノパッケージを設定した296GTS。

特に後者のアセットフィオラノパッケージは、サーキット志向もあって設定がかなり狭められる印象はありますが、後々のリセール面も考慮してオプション設定するユーザーも多いそうです(そのためレッドやイエロー系といったボディカラーの個体が多い印象)。

パワートレインは、先述の通りクーペモデルの新型296GTBと変わらない排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドシステムを採用することにより、システム総出力830psを発揮(駆動方式は後輪駆動のみ)。

プラグインハイブリッド特有の静かな走りと、V12モデルを凌駕するレベルの力強い走りを両立

そしてPHEVモデル特有のEVモードだと、フル充電で25km走行可能で、特に閑静な住宅街だとこの機能はかなり重宝されそう(しかも135km/hまでであればEV走行が可能)。

なおパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は2.9秒と296GTBと全く同じですが、0-200km/hの加速時間だと7.6秒で、296GTBに比べて0.3秒遅くなっている模様。

走行中でも僅か14秒でトップルーフをオープン or クローズできる

さらにオープンモデルの特徴ともいえるトップルーフは、45km/hの速度までであれば、走りながらでも僅か14秒という早さでオープン(もしくはクローズ)が可能になります。

トップルーフは電動格納式のリトラクタブルハードトップを採用しているため、その分車体重量もクーペの1,470kgに比べて+70kg加味された1,540kgとなっていますが、それでもパワーウェイトレシオは1.86kg/psと高いパフォーマンスを維持しています。

新型296GTSは「FUN TO DRIVE」を意識した設計に?価格帯はいくら?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!