人生終わった…約24億円もするパガーニ新型ゾンダHPバルケッタ(世界限定3台)がツーリングで大クラッシュ!実は半年ほど前の2022年2月に納車されたばかり

もう二度と作られない超希少モデルがまさかのクラッシュ

2022年9月、クロアチア・ザグレブの街中にてスーパーカー系のツーリングイベントが開催されたわけですが、そこに登場した世界限定3台のみとなる超希少なパガーニ・ゾンダHPバルケッタ(Pagani New Zonda HP Barchetta)が運転中に操作を誤ってしまいクラッシュ → リヤの足回りを中心に大きく損傷する大事故が発生しました。

地元カースポッターのインスタグラムリールでも投稿されていますが、ゾンダが操作を誤ってしまい、リヤタイヤのトラクションを失って対向車と衝突した可能性が高そうですが、スキール音や「ガシャッ!」という衝突音はあまりにも痛々しく、しかもリヤサスペンションが外れるほどに大きく損傷。

幸い、ゾンダのドライバーや衝突事故に巻き込まれた普通車のドライバーにケガはなかったものの、ゾンダの修理費用はとんでもない金額になりそうです。

ちなみにこの日は、世界限定10台のみとなるアポロIE(Apollo Intensa Emozione)やフェラーリSF90ストラダーレ(Ferrari SF90 Stradale)などの高額車両も参加していたようです。


ところでゾンダHPバルケッタってどんな車なの?

ちなみにこのゾンダHPバルケッタですが、先述の通り世界限定3台のみ販売され、且つゾンダシリーズで最も高額なモデルと云われているモデルなのですが、今回クラッシュしたモデルは3台目に納車された、いわば「最後のゾンダHPバルケッタ」。

このモデルが開発された背景には、パガーニ創設者であるオラチオ・パガーニCEOが自身のために製作したものだとされ、フロントウィンドウは最小限でコンパクト、そしてトップルーフを持たない特別モデルとされています。

少量生産型のパガーニとしては、基本的に顧客の仕様に合わせたワンオフモデルを製作することでも有名ですが、その中でもHPバルケッタは非常に特別で、公式画像が2017年8月に公開されてから4年以上の開発期間を経てようやく完成したゾンダ史上最高峰の一台となります。

ゾンダHPバルケッタは日本円で約24億円!修理費用もとんでもないことになりそうだ…

そんな記念すべきモデル&最後の3台目となる個体が納車されたのは2022年2月頃と、僅か半年でこのような大事故になってしまったわけですが、その価格は17,000,000ドル(日本円に換算して約24億円)と超高額。

このモデルは、ロシアの有名チューナーであるトップカーデザイン(TopCar Design)のボスであるOleg Egorov氏に納車されたモデルで、グロスカーボンとマットカーボンの両方を組み合わせたオールブラックのボディカラーをベースにしつつ、且つセンターラインにはゴールドのストライプを追加したシンプルなデザイン。

このボディカラーのテーマにあわせて、ゴールドのブレーキキャリパーやサスペンションコンポーネントが採用されているのですが、まさかこのような形で細部をチェックすることになるとは…

2ページ目:これだけ希少な個体だと、修理費用だけであの問題も?