あのコナー・マクレガーも購入したというテクノマール・ランボルギーニ63がアメリカで初納品!W型24気筒エンジン&4,000馬力を発揮する63台限定のスーパーヨット

その価格は270万ポンド!新型カウンタック LPI 800-4よりも高額なヨットがアメリカに納品

ランボルギーニといえば、創立1963年にちなんで世界限定63台のみとなるシアンFKP37(Lamborghini New Sian FKP37)やアヴェンタドールSVJ63(New Aventador SVJ 63)などを販売してきましたが、実はこういったスーパーカー以外にも、水上を走る”スーパーヨット”も世界限定63隻のみ販売していたのをご存じでしょうか。

そのモデルというのが、テクノマール・ランボルギーニ63スーパーヨット(Tecnomar Lamborghini 63 Superyacht)で、現地価格にして270ポンド(日本円に換算して約4.4億円)もする究極のヨットになります(発売直後に63隻全て完売済み)。

見た目やスペックももちろんスーパーカー級の本モデルですが、遂にアメリカの大富豪に納品されたことが明らかとなりました。


ボディカラーはブラックとゴールドアクセントの不気味なオーラを放つスーパーヨット

こちらが今回、アメリカ・マイアミ港にて無事納品されたテクノマール・ランボルギーニ63スーパーヨット。

このモデルは、ランボルギーニとヨット会社のイタリアン・シーグループ(Italian Sea Group)の共同開発により実現した限定モデルで、様々なところに世界限定63台のみとなるシアンFKP37の要素が取り入れられています。

アメリカでは初めての納品となる一台ですが、他のオーナーだとアイルランド出身で総合格闘家のコナー・マクレガーも購入・納品されたことで有名ですね。
※コナー・マクレガーは2020年にフォーブズが公表した「最も稼ぐスポーツ選手」で初の首位となり、その金額は1億8,000万ドル(日本円に換算して約258億円)

随所にシアンFKP37やランボルギーニの特徴ともいえる六角形アクセント付き

世界限定63隻のうちの1隻

ただ、そのすべてが新世代のシアンFKP37の要素を取り入れているわけではなく、ランボルギーニが過去に発表・発売したミウラ(Miura)やカウンタック(Countach, クンタッチ)の美的感覚を取り入れているところに、ランボルギーニへのリスペクトが感じられますね。

なお全長もランボルギーニの拘りとなる63フィート(約19.2m)と非常にロング。

まるでトランスフォーマーのような過激なリヤ

リヤビューも見ていくと、ランボルギーニのロードスターからヒントを得たというハードトップルーフや、シアンFKP37をモチーフにした3灯式のテールランプ、段階的なガラスフードから着想を得たような足場など、その姿はヨットというよりも宇宙船のような複雑さがありますね(ロア部分にはハニカム形状のマフラーフィニッシャーっぽいガーニッシュや、フィン付のリヤディフューザーも装備)。

エンジンはV型12気筒×2基で4,000馬力以上

そしてこのモデルでもう一つ注目したいポイントがパワートレイン。

ランボルギーニのフラグシップモデルには欠かせないV型12気筒エンジン(エンジン出力2,028ps)を2基搭載することにより、W型24気筒エンジン(最高出力4,056ps)を実現し、最高時速は世界限定63台や創立年となる1963年にちなんで63knot(117km/h)を実現。

更にこのヨットには、あらゆるところにカーボンファイバーパーツを多用しているため、このクラスでは比較的軽量(とはいっても車体重量は24t)なモデルになるとのこと。

2ページ目:内装は想像以上に凄かった!更にウラカンシリーズ最後の新型ステラートの発表時期が判明?