さすがにトヨタから訴えられそう…謎の中国メーカーSVHがフルモデルチェンジ版・新型タンドラの模倣品(パクリ?)を公開!その名はタンダー(Tundar)

中国はアルファードの模倣モデルだけでなく、アメリカで大人気のタンドラの模倣モデルまでも作るのか…

2021年9月にデビューした北米市場向けのフラッグシップピックアップトラックのフルモデルチェンジ版・トヨタ新型タンドラ(Toyota New Tundra)ですが、このモデルを模倣(コピー?パクリ?)するピックアップトラックが中国にて発表されました。

そのモデルというのが、中国の謎の自動車メーカーSino Vehicle Hub Co.(SVH)の新型タンダー(New Tundar)。

車両名称もタンドラ(Tundra)のスペルを並べ替えてTundarとしているのも意図的な感じもしますが、一体どのようなモデルで、どれほどタンドラとそっくなのかチェックしていきましょう。


似てる似てないというレベルではなく、タンドラそのものだった

こちらが今回発表されたSVH新型タンダーのエクステリア。

トヨタ新型タンドラに似ているとか、オマージュモデルとかではなく、シンプルに本物のタンドラをそのままコンパクトにまとめたようなエクステリアで、露骨でありながらも奇妙なコピーモデルというのが正直なところ。

特に大口タイプのフロントグリルやグリルフレームデザイン、ヘッドライト意匠やバンパーデザインまで、新型タンドラをそのまま凝縮して移植したかのような仕上がりに。

ボディサイズまでは本物の新型タンドラほど大柄ではないにしても、さすがのトヨタもこのまま見逃すわけにはいかないと思いますし、訴訟問題に発展してもおかしくないところ。

中国メーカーが過去にランドローバーのデザインをパクって敗訴して例も

ちなみに中国では以前、ランドローバー・レンジローバーイヴォーク(Range Rover Evoque)をモロにパクったLandwind X7を発表・発売したことがあり、しかしジャガー・ランドローバーがこの商品に気付き「法的措置をとる」といった例も(紆余曲折はあったものの、最終的にランドローバーが勝訴した)。

そういった経緯があったことを考えると、今回の新型タンドラの模倣品も(紆余曲折はあるかもしれませんが…)「酷似したモデルを作れば訴えられる」という前例ができ、他の中国メーカーが同じことを繰り返さないための見せしめにもできるとは思いますが、それでも同じことを繰り返してしまうのが中国メーカーの鋼メンタルの強さ。

2ページ目:リヤビューもそっくりだが、内装はあのメーカーに似てる?そしてパワートレインや価格帯は?