中国・広州モーターショー2023開催前日にAIAT社ピュアEVコンセプトカーから火災発生!メルセデスベンツVクラスのカスタムモデルも登場し、見た目はアルファード以上のオラオラ顔に

2022-12-30

まだまだピュアEVカーは安心できない部分もある

2022年12月30日~2023年1月8日まで年を跨いで開催される中国・広州モーターショー。

その前日となる12月29日に、中国の自動車メーカーや海外の自動車メーカーのコンセプトカー、新車・新型車などが続々と搬入されたわけですが、このイベント会場の展示ホール5.1エリアにて、中国新興メーカーであるAIAT Automobileブースにて準備されていた謎のコンセプトカーから火災が発生しました。

展示会場は濃い煙だらけで視界も非常に悪かったとのことですが、火は他のブースに燃え広がる前に消し止められ、ケガ人もいなかったものの、一体なぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか?


火災の原因は明らかになっていないが、ピュアEVコンセプトカーからの可能性が高そう

こちらが実際に撮影された火災現場。

AIAT社のコンセプトカーもしくは、近くにある物体のようなものから火災が発生していることが確認できますが、かなりの勢いで燃え広がっているのが確認できますね。

こちらは消火活動中の一枚。

現場は一時騒然としましたが、すぐに消防並びに警察が現場に駆け付け、他の展示ブースに火が移らないように鎮火。

この画像を拝見する限りだと、やはり謎のコンセプトカーからの火災である可能性が高そうですね。

ちなみに今回の火災の原因については一切明らかになっておらず、現在AIAT社が原因を調査している段階とのことですが、おそらくバッテリー(リチウムイオン?)に関する火災ではないか?との見方があるようです。

ピュアEVカーを消化するのに大量の水が必要になる

なお、今回の消火活動でどれだけの水が消費したのかは不明ですが、以前アメリカ・ペンシルベニア州にて発生したテスラ・モデルSの火災では、2台のタンク車で4,000ガロン(約15,000L)の水を初動で用意したものの、さらに3つの消防署からタンク車の応援を呼び、最終的に12,000ガロン(45,425L)もの水が費やされたそうで、ピュアEVモデル1台を消化するのにこれだけの水を消費しなければならないことに(しかも消化時間は約2時間もかかった模様)。

これはあくまでもテスラ・モデルSの例になりますが、今回の広州モーターショーのように、ピュアEVの開発が進む中国においては、新車・新型車だけでなく、コンセプトモデルでもピュアEVを展示するため、今回のように1台の車両が燃えてしまい、更に近くに展示してあるEVにも火災が広がれば大惨事に。

電気自動車が搭載しているバッテリーは、一度火がつくと激しく燃え上がって長時間に渡り高温を維持するため消火活動が非常に難しいと言われています。

まさかこのような形でAIAT社のコンセプトカーが公開されるとは…

見た目にして非常に近未来的でコンパクトなシティコミューターという印象ですが、このようなコンパクトなモデルでも「いつ、どのタイミングで牙を向いてくるかわからない」のが恐ろしいところ。

ちなみにこのコンセプトカー、具体的な車名などは明らかになっておらず、広州モーターショーにて正式に発表される予定でしたが、滑らかな流線型を採用した2ドア&2シーターモデルといったところでしょうか。

サイドミラーレスでカメラが設けられ、デジタルインナーミラーも設けられているとのことですが、せっかくの晴れ舞台でこのような姿になってしまい、もしかするとモーターショーでの出展は無くなってしまうかもしれません。

ユニークなブロンズ×ブラックのデュアルトーンカラー

リヤクォータービューはこんな感じ。

トヨタ新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)のプレシャスブロンズ×ブラックのバイトーンカラー風で、フロント・リヤホイールカバーもボディカラーと同じ2トーンというのもユニークですね。

こちらがコンセプトカーを回収したあとのAIATブース。

思った以上にかなり広いスペースであることから、中国でも注目されている期待のメーカーなのかもしれませんし、ランボルギーニブースがかなりこじんまりに見えますね。

【中国・開幕直前のモーターショーの会場で展示車両燃える|TBS NEWS DIG】

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