一体いくらになるんだ…納屋にて発見された超希少な初期型のランボルギーニ・カウンタックLP400ペリスコピオが競売に出品!予想落札価格は日本円で約1.7億円

初代LP400の中でも更に限られたペリスコピオが、フランスの都市ラ・ロシェルの某納屋にて発見されたようだ

スーパーカーの象徴であり、ランボルギーニを代表するモデルの一つともいえるカウンタック(Lamborghini Countach、別名:クンタッチ)。

2022年には、ランボルギーニのマイルドハイブリッド技術を用いた最新限定ハイパーカーとして新型カウンタックLPI 800-4(New Countach)が発表・発売され、日本にも数台の個体が納車されましたが、今回フランスの都市ラ・ロシェルのとある納屋にて、初代カウンタックLP400のなかでも、更に希少ともいえる初期モデルが発見され話題となっています。

今回納屋にて発見されたモデルですが、世界で僅か157台しか製造されなかったというカウンタックLP400ペリスコピオ(Periscopio)というモデルで、本モデルの特徴の一つに絶望的な後方視界をカバーするために「ペリスコピオ→ペリスコープ=潜望鏡」と呼ばれる後方視界を改善するためのインテリアルームミラーや、ルーフ中央部に小さなすき間が設けられた希少モデルとなります。

早速、納屋にて発見された希少な初期型カウンタックLP400ペリスコピオを見ていきましょう。


フランスの有名医師の邸宅付近にある納屋にて発見されたカウンタックLP400ペリスコピオ

こちらが今回、フランスの納屋にて発見されたカウンタックLP400ペリスコピオ。

一体なぜこのタイミングで発見され、そもそもどのようなきっかけで納屋から発見されたのかは不明ですが、車体にカバーのようなものかけられた姿からは、とんでもない雰囲気が漂ってきますね。

カバーを一部外したのがこんな感じ。

実はこのモデル、世界限定157台製造されたうちの9番目のモデルとのことで、ほぼ最初のほうにて製造されながらも、内外装のコンディションは中々にグッド。

約20年間もラ・ロシェル市近くにある島の医師の邸宅付近にある納屋にて発見されたわけですが、2023年始まって早々にとんでもないお宝が登場することに。

ちなみにこのペリスコピオですが、LP400のデザイン性を優先するために後方視界を改善するためのペリスコープ機能を備えたものの、後々に登場するLP400Sには引き継がれず、しかしプロトタイプモデルのLP500には採用。

そう考えると、当時デザイナーのマルチェロ・ガンディーニ氏の設計思想やデザインフィロソフィは、LP400が最も忠実で、最もスーパーカーの魅力を活かしたモデルだったことが再確認できますし、そんな魅力的なモデルが納屋から発見されたと聞くだけでも驚き。

ボディカラーはメタリックシルバーに再塗装

残念ながら今回発見された個体からは、インテリアルームミラーやルーフチャネルを確認することはできないものの、ちょっと驚きだったのが、ベースのボディカラー再塗装されているということ。

ボディカラーは、当時「マローネ」と呼ばれる栗色にペイントされていましたが、オーナーがメタリックシルバーに再塗装し、更にその上からディテール部分としてレッドを追加したそうです。

当時のカウンタックといえば、ブラックにホワイトのディテールアクセントが加味されたデザイン以外はほとんど見たことが無く、今回のようなシルバー×レッドディテールは全くの初めてですし、リボルバータイプのホイール以外を装着しているのも新鮮。

パワートレインは、中央横置きのミラウ(Miura)とは異なり、中央縦置きのV型12気筒自然吸気エンジンをミッドマウントへと変更されたことから、「LP = Longitudinale Posteriore(後方縦置き)」という型式が採用されました。

2ページ目:フランスの納屋にて発見されたカウンタックLP400ペリスコピオの予想落札価格は?