トヨタ新型RAV4 PHEV GR SPORTへの布石?豊田自動織機が東京オートサロン2023向けに「3台のRAV4 PHEVコンセプト」公開へ。なお日本向けは2024年央頃に一部改良予定
ガソリンやHEVではなく、PHEVのみというのも興味深い
2023年1月13日~15日まで、千葉県・千葉市の幕張メッセにて開催される東京オートサロン2023。
本イベントに、豊田自動織機から新型RAV4 PHEVをベースにしたオリジナルカスタマイズモデルが出展されることが明らかとなりました。
2022年10月4日に一部改良版として発売されたばかりで、僅か2か月という短い期間で受注一旦停止となっているRAV4ですが、今回出展されるのはプラグインハイブリッド(PHEV)のみ。
オフロード志向のSUVモデルということもあって、様々なカスタムモデルが登場している新型RAV4ですが、豊田自動織機からはどのようなモデルが出展されるのかチェックしていきましょう。
豊田自動織機から出展されるコンセプトカーは全3種類
こちらが今回、豊田自動織機が出展するRAV4 PHEVをベースにしたカスタマイズコンセプトモデルと出展ブースのイメージ画像。
ところで、どうして豊田自動織機からRAV4のコンセプトカーが出展されるのか?というと、トヨタグループの一員であることはもちろんのこと、長草工場にてRAV4の生産を担当していて、企画やデザイン、設計などの開発にも参画しているため、今回このようなコンセプトカー出展の流れに。
そして、今回のコンセプトモデルでは、オフロードとオンロードのそれぞれ異なる魅力を表現するため、左からRAV4 PHEV SPORTY PKG(Package)/RAV4 PHEV Adventure/RAV4 PHEV OFFROAD PKG(Package)の並びとなっています(出展当日は並びが異なることも考えられる)。
各コンセプトに対し、最適なパーツを豊田自動織機が厳選して組み合わせ、カタログにはない特別なモデルに仕立てているそうです。
①:RAV4 PHEV Adventure
せっかくなので各コンセプトモデルを見ていきましょう。
まずはRAV4 PHEVアドベンチャー(Adventure)ですが、RAV4 PHEVでは設定されないAdventure専用フロントバンパーを装着することにより、アウトドアテイストに仕上げられたデザインですが、こういったバンパー移植が可能であることを考えると、将来的にトヨタのラインナップモデルでもRAV4 PHEV Adventureが販売されるのでは?という期待も。
ボディカラーもホワイト系でもベージュ系でもない、新型アクア(New Aqua)のクリアベージュメタリックっぽい色合いで、この色味もRAV4 Adventureとの相性もバッチリ。
②:RAV4 PHEV OFFROAD PKG
続いては、RAV4 PHEVオフロードパッケージ(OFFROAD Package)。
顧客の意見を取り入れつつ、本来RAV4 PHEVには設定されていない最新の特別仕様車アドベンチャー・オフロードパッケージⅡを提案することで、よりアクティブなオフロードテイストに仕上げてきました。
ちなみに特別仕様車アドベンチャー・オフロードパッケージⅡでは、フロントバンパーやドアサイドミラーなど、塗料を重ねて凹凸を設けることにより、艶を抑えたゴリゴリブラックと呼ばれる特別塗装が施されるわけですが、おそらく今回のコンセプトカーでも、フロントバンパーにゴリゴリブラックを塗装しているのではないかと予想されます。
更にフロントフードにはブラックのデカールアクセントを追加し、ルーフキャリアやタンク、スキッドプレート、フロントバンパー用LEDなど、オフロードやラリーでも楽しそうな一台です。