【悲報】マツダのフラッグシップモデルMAZDA6がイギリスにて販売終了。CX-30の販売台数よりも8分の1程度…このままだと日本市場向けも危うい?

日本では2022年12月に一部改良版が発売されたばかり

マツダのDセグメントモデルでフラッグシップセダン&ステーションワゴンをラインナップするMAZDA6。

日本市場では、2022年12月に一部改良版として新型MAZDA6が発表・発売されたばかりですが、何とイギリス市場向けMAZDA6の販売が終了することが明らかとなりました。

ちなみにアメリカ市場向けに関しては、2021年にCX-3と共に販売終了済で、その理由が販売需要の低迷によるもので、CX-3だと2021年1月~4月の販売台数が僅か2,406台、MAZDA6は5,802台とイマイチ伸びず。

そして2020年のアメリカでの年間販売台数は、CX-3が8,335台に対し、MAZDA6が16,204台とのことで、2台合わせてもマツダUSA全体の販売比率としては僅か8.8%でした。


イギリスでもMAZDA6の販売需要はかなり低かったようだ

今回、イギリス市場向けとなるMAZDA6の販売が終了する背景には、Dセグメント相当並びにセダン需要の低迷などが挙げられていますが、他のCXシリーズと比較しても最大で8分の1程度の販売台数だったということ。

海外カーメディアAUTOCARとマツダUKとのやり取りに加え、海外メディアJato Dynamicsの情報によると、2022年1月~11月の欧州での販売台数を見ていくと、MAZDA6は僅か4,104台に対し、CX-30は32,636台、CX-5は27,828台を記録しています。

このことからも、CX-5に比べて約7分の1程度、CX-30に比べて約8分の1程度の販売台数ということで、マツダUKもそろそろ見切りを付ける必要があったのかもしれません。

なおイギリスでは、MAZDA6の過去20年間の販売台数を調べてみると、フルモデルチェンジは2回行われ(3世代に渡り)合計169,123台を販売してきました(年換算で考えると8,456台)。

Dセグメントの競合モデルは少なく、ニッチな市場ながらもMAZDA6は大きく貢献してきた

今回のMAZDA6の販売終了により、イギリス市場でのDセグメントセダンは、プジョー508とシュコダ・スパーブの2車種のみ、そしてDセグメントワゴンモデルに関しては、フォルクスワーゲン・パサートのみになるようです(そう考えると競合はかなり少なく、ニッチな市場での需要は高かったのかもしれない)。

ちなみにイギリス市場向けのMAZDA6は、2012年に現行の第3世代目が導入され、その後2015年と2018年に一部改良が実施されましたが、ビッグマイナーチェンジやフルモデルチェンジすることはありませんでした。

アメリカやイギリスでの販売終了が続くとなると、次期型の可能性は低い?それとも…?

そう考えると、現在日本市場向けとして販売されている2023年モデルの新型MAZDA6は、果たして次期型が登場するのかどうか?というところですが、現時点では市販化するような話は無し。

だからといって一部改良したばかりのモデルがすぐに販売終了するとも思えないですし、新たな変化に期待したいところ。

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