フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンの走行距離5,000km突破!猛吹雪&ホワイトアウトの高速道路を走行して「なぜアレが無いんだ…」と残念に思った装備とは?

新型ステップワゴンと共に冬を過ごして感じた不満ポイントは複数あるが、その中で最も不満に感じていることは?

2022年6月に納車されて7か月以上が経過したホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]。

このモデルで初めての冬を迎えているわけですが、先日仕事の関係で遠方に向かう必要があったため、前日入りするために夜中の高速道路を走ることに。

その日は猛吹雪で除雪車の作業が追い付かず、路面も積雪で全く見えない状況だったわけですが(タイミングが良かったのか、数時間後には通行止めになっていた)、そのときに「なぜステップワゴンにはアノ装備が付いていなんだ…」と残念に思ってしまったことがあるんですね。

その装備とはどういったものなのかチェックしていきましょう。


街灯も無く猛吹雪でほぼ前が見えない高速道路…そのときに必要と感じたのはリヤフォグランプ

今回、猛吹雪のなか高速道路を走り、除雪作業が全く進んでいないなかで走行したわけですが、そのときに恐怖を感じたのが「猛吹雪によるホワイトアウトで前の視界が全く分からなかった」ということ。

夜間(21時以降)の走行だったため、走行車両も非常に少なく、雪上のタイヤ痕がほとんど確認できず、頼りにできるものがほとんど無かったんですね。

そういったときに唯一頼りになるのは、前方車両のリヤテールランプかリヤフォグランプなのですが、車によっては猛吹雪でも関係なくスピードを上げて走行する車両もあれば、高速道路で30km/hぐらいで走らせている車両もいるなどバラバラなので、そういったときに自車の存在を後方もしくは前方に知らせることは大事だと思うんですね。
※リアフォグランプ…濃霧時など、後続車に自車の存在を知らせるための灯り

新型ステップワゴンには、メーカーオプションやディーラーオプションにリヤフォグランプの設定が無い

特に今回のようなホワイトアウトで全く前方が見えないときだと、リヤフォグランプは重宝できるわけですが、実は私の新型ステップワゴンではリヤフォグランプが装備されておらず、メーカーオプションでも寒冷地仕様の設定はありませんし、ディーラーオプションでもリヤフォグランプがラインナップされていないんですね。

リヤフォグランプが装着されていなかったからなのかは不明ですが、今回の高速道路走行で(あと少しで)後続車両が追突しそうになったため、もしかすると後方車両はステップワゴンのテールランプの灯りに気付かなかった?可能性も。

ある程度走らせた後、徐々に雪も無くなり積雪も無くなったわけですが、念のため近くのサービスエリアに停めてリヤテールランプを確認したところ、想像以上に雪が付着&凍結していて、灯りは点いているのに遠目からだと灯りがあまり確認できないレベルだったんですね。

そう考えると、こういった猛吹雪に備えて自分自身を守る意味でもリヤフォグランプ付の車両は大事だと改めて気づかされました。

競合のトヨタ新型ノア/ヴォクシーにはリヤフォグランプの設定がある

これは参考までにですが、競合モデルとなるトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)だと、寒冷地仕様装着車に限り、ディーラーオプションにてリヤフォグランプの装着が可能になっていますので、雪国・豪雪地帯・濃霧の起きやすい地域の方にはおススメの装備の一つ。

工賃抜きで23,760円(税込み)とちょっと高額ですが、約2.4万円で追突事故のリスク、車内に乗っている乗員の命を守れる可能性を秘めていることを考えると、これだけの金額を支払う価値は十分にあると思います。

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