フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーとホンダ新型ステップワゴンを両方所有しての比較インプレ①!乗り心地や装備面、音質は?

ミドルサイズミニバン2台を所有しての比較インプレッション①を見ていこう!

さてさて、2022年1月にトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]が納車され、同年6月にホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダプレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)が納車されましたが、久々に両者の比較インプレッションを行っていきたいと思います。

2023年内には、新たに購入・契約した日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New SERENA e-POWER LUXION)[2WD]も納車予定のため、3台での同時比較も行っていく予定ですが、まずは両車の気になるポイントをメインに比較インプレしていきたいと思います。

ちなみに、今回両車で比較するのは以下の通り。

①:装備面での比較

②:乗り心地についての比較

③:音質についての比較


比較①:装備面について

まずは装備面について見ていきましょう。

新型ヴォクシーは納車されて11か月(走行距離 約7,000km)、新型ステップワゴンは9か月(走行距離 約5,500km)経過しましたが、それぞれ普段使い&遠出移動&家族旅行で活用してみて感じたのは以下の通り。

◇高速道路でのアダプティブクルーズコントロールの使い勝手
・ヴォクシー:加速・減速はナチュラルで、フットブレーキを多用する場面はほとんど無し(エンジンブレーキ&回生ブレーキが多め)。前方車両との車間距離が近くなったときのブレーキタッチは絶妙で、カックンブレーキは無し

・ステップワゴン:ヴォクシー同様に加減速はナチュラルだが、前方車両との車間距離が近くなると、フットブレーキの頻度が多くなり、ブレーキタッチは強め


◇ドライビング機能に関する装備
・ヴォクシー:普段の街乗りや長距離移動、土地勘のない場所で多用できるプロアクティブドライビングアシスト[PDA]が便利。ヘッドアップディスプレイ[HUD]も位置調整が可能で、運転時の集中力を高めてくれる。アドバンスドパークは最初は活用してみたが、現在は全く使用していない

・ステップワゴン:ヴォクシーのようにPDAやHUDの設定は無しで少し物足りない感はある。ただ、ヴォクシーには設定されていない減速セレクター(パドルシフト)があるため、フットブレーキを多用せずとも減速セレクターで減速調整できて運転が楽しい


◇車内Wi-Fiやアクセサリー関係の装備
・ヴォクシー:月額1,100円(税込み)で無制限の車内Wi-Fi有りなので、長距離移動時には重宝(但し乗らない日が多い場合でも月額で払わなければならないので勿体なく感じることも)。AC100V/1,500Wのアクセサリーコンセントがセンターコンソールバックとラゲッジスペースに装備

・ステップワゴン:車内Wi-Fiは容量毎で料金が発生する課金制のため、長距離移動が長ければ、その分Wi-Fiの接続料も高くなる恐れがある(使用しなければ最小限に抑えられる)。アクセサリーコンセントはディーラーオプションで100Wが上限であり、ラゲッジスペースにしか設けられない

以上がヴォクシーとステップワゴンの装備比較なりますが、総合的に見るとヴォクシーの方が優れているように感じますし、「これから初めてミニバンに乗る」「家族を持ち、長距離移動が増えるので、できるだけ安全装備が充実したものが良い」という方にはヴォクシーの方をおススメします。

2ページ目:ヴォクシーとステップワゴンの乗り心地や音質の比較はどうだ?