なぜそうなった…77歳の高齢ドライバーがBMWアルピナB3ツーリングで走行→ナビの案内を信じて進入禁止のハイキングコースへ→脱出できず周りに迷惑をかけてしまう

なぜ走行中に「あれっ、何かおかしいな?」と気付かなかったのか?

以前、フェラーリのエントリーモデルでお馴染みとなるローマ(Ferrari Roma)が、イタリアの中心街にある狭い道路を通過しようと試みるも、あまりにも狭すぎて両サイドのフェンダーが擦れる寸前まで攻めた結果、狭い道から脱出できないまま立ち往生となったことをお伝えしました。

今回、 BMW3シリーズ・ツーリングをベースとした独自チューニングモデルとなるアルピナB3ツーリングが、なぜかオーストリアのハイキングコースに進入してしまい、あまりに道幅が狭すぎて手すりにも擦ってしまい、そのまま脱出できずに立ち往生となるハプニングが発生しました。


この絶望的な道幅を見て「走れる」と思ったのが凄い

こちらが今回、オーストリアのザルツカンマーグート地方にあるザルツブルク州ヴォルフガング湖畔のハイキングコースに進入してしまったアルピナB3ツーリング。

この車を運転していたのは77歳の高齢男性ドライバーで、「ナビの指示通り走行していたら、こんな道を走行していた」と説明。

果たしてB3ツーリングのナビが、本当にこのルートを指示したのかは不明ですが、他の目撃者の情報によると、このクルマはハイキングコース手前の車両進入禁止の標識があるにも関わらず、他の歩行者の注意を完全に無視して「私の車のナビの方が正しいんだ」と強行突破。

その結果、ルートはどんどん狭くなっていき、最終的にB3ツーリングの車幅(2,068mm)がハイキングコースの幅を通過できなくなり、手すりなどを擦りながら挟まってしまいました。

完全に脱出不可能となってしまったB3ツーリングと男性ドライバーですが、上の画像を見てもお分かりの通り、フロント・リヤフェンダー共に手すりに擦ってしまい傷だらけ。

幸い、このハプニングによる人との接触事故やケガ人はいなかったものの、B3ツーリングの修理費用は数百万円レベルになることが予想されます(板金ではなくパネルごと交換になりそう)。

しばらくして、地元ザンクトギルゲン消防署の救出により、無事B3ツーリングはハイキングコースから脱出することに成功。

ドアサイドパネルやフェンダー周りの傷跡が何とも痛々しい…

なぜこれで行けると思ったのかは不明ですが、地元警察も現場に到着し、高齢ドライバーの呼気を確認したところ、飲酒運転の疑いは無かったとのことです(その代わり、高齢ドライバーは道路標識に従わなかったため罰金を科されている)。

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