【世界限定100台のみ】ゴードンマレー新型T.33スパイダーが世界初公開!6速MT搭載&レッドゾーンは11,000rpm!価格は3億円超えの可能性も

今時アナログ感満載のスーパーカーを製造するメーカーも少なくなってきた

マクラーレンF1のカーデザインを担当した、南アフリカのカーデザイナーであるイアン・ゴードン・マレー氏が設立したゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)。

本ブランドがラインナップしている新型T.33クーペをベースにしたオープンモデルの新型T.33スパイダーが、2023年4月5日に世界初公開されました。

本モデルでは、手動脱着が可能なルーフパネルが採用され、エンジンはリヤミドシップに大排気量V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、それでいて車体重量もクーペよりも僅かに重いながら、最小限の重量アップに抑えているところもポイントです。


まるでポルシェやパガーニをイメージさせるようなV12スーパーカー

こちらが今回公開された新型T.33スパイダー。

T.33クーペも同じですが、フロントマスクはどことなくポルシェ風でありながら、ヘッドライト意匠や引き締まったボディスタイルはパガーニ・ウアイラ(Pagani Huayra)風。

ボディカラーはメタリックブルーですが、ユーザーの要望次第でさまざまなカラーがラインナップされているそうです。

続いて今回の主役でもあるオープントップですが、手動脱着可能なトップルーフはハードトップで、軽量のカーボン複合材で作られているため、使用しないときはフロントラゲッジコンパートメントに収納可能。

ルーフ自体はとてもコンパクトですが、Aピラーの後ろからボディワークを変更する必要があり、これにはスパイダーのロールオーバープロテクションと、オープンエアをさらに向上させるためにバルクヘッドの後ろにドロップするリアウィンドウガラスを採用することに。

車体重量は僅か約1,000kg(クーペが986kgと軽すぎる…)

そしてゴードン・マレーではお馴染みとなったルーフスクープも健在。

艶有りブラックにペイントされているようにも見えますが、ほとんどのパネルやパーツがカーボン複合材とのことで、車体重量の最小限に抑えているとのこと。

ちなみにこのモデル、ベースとなるT.33クーペ同様にカーボン製モノコックを採用していて、車体重量はクーペの986kgよりも更に+18kg重い1,004kgとのことで、国産軽自動車よりも軽量でありながら、V12エンジンを搭載していることを考えると、かなり優れたパワーバランス(パワーウェイトレシオ比は1.65kg/hp)を持つことは間違いなさそうですね。

フロント19インチ/リヤ20インチの前後異径タイヤホイールを装備

足もとにはY字スポークの極細鍛造アルミホイールを装着し、フロント19インチ/リヤ20インチの前後異径タイプ、そしてタイヤ銘柄はミシュラン製パイロットスポーツ4Sタイヤを装着。

ブレーキディスク関連は、フロント370mmの6ピストンモノブロックキャリパーと、リヤ340mmの4ピストンモノブロックキャリパーをインストール。

ドア開閉は、ラ・フェラーリアペルタ(LaFerrari Aperta)と同じくディヘドラルドアを採用し、乗降り性も向上しています。

コスワース製V12自然吸気エンジンを搭載

パワートレインは、クーペモデル同様に排気量3.9L コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力607hp/最大トルク452Nmを発揮、そしてトランスミッションは6速MTのみを搭載、駆動方式は後輪駆動[RWD]のみの設定となります。

さりげなくリヤセクションのパネルがオープンしていますが、エンジンの両側には、90L相当のラゲッジスペースが設けられ、フロントコンパートメント含めて最大295Lの収納スペースを確保しています。

2ページ目:新型T.33スパイダーのインテリアは想像以上にシンプルでアナログチック?!