とんでもないお宝が出てきたな…納屋に「約20年間」も放置されていたランボルギーニ・カウンタックLP500Sが発見→初期型でパンフレット掲載やデビューショーにも出展された幻の1台→オーナーも凄い人物だった

1982年にデビューしたばかりの最初のカウンタックLP500Sが競売に!しかもかなり特別な個体だった

1970年代のスーパーカーブームを牽引してきたランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach、別名:クンタッチ)。

今回このモデルで1982年にデビューしたばかりとなる初期製造のカウンタックLP500S(5000S)が、海外オークションにて出品されることが明らかとなりました。

しかものカウンタックLP500Sは、とある納屋にて約20年間も放置されていた個体で、カーカバー等も被されることなく「そのままの状態」で放置されていたとのことで、今回のオークションでもレストアや洗車などもせずに「発見されたままの姿」で出品されることが決定しました。


世界で僅か382台ほどしか製造されなかった希少な個体だが、このカウンタックは更に特別だった

こちらが、アメリカ・南カリフォルニアの納屋にて約20年間も放置されていたところを発見された、1982年式のランボルギーニ・カウンタックLP500S。

ボディカラーはホワイト系ですが、納屋にて放置されていたこともあり、ボディやガラスには大量の土埃が付着しているのが確認できますね。

LP500S(5000S)は、1982年にスイス・ジュネーブモーターショーにて出展されたシリーズモデルで、後にゼネラルマネージャーに就任したジュリオ・アルフィエーリ氏が最初に手掛けた個体でもあります。

パワートレインは、排気量4.8L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力375hp/7,000rpm、最大トルク410Nm/4,500rpmを発揮。

リヤミドシップに縦置きで搭載されているため、型式のLPは「Longitudinale Posteriore=縦後方」の略称を指しています。

生産台数は僅か323台と非常に少なく、おまけにアメリカに初めて正式に輸入されたモデルでもあるため、ある意味今回発見された個体は幻の一台と言っても過言ではないかもしれませんね。

初期モデル特有の特別な装備もあるようだが、ジュネーブモーターショーやランボルギーニのパンフレットにも掲載された模様

しかもこのモデルは、これまで製造されてきたカウンタックLP500Sとは異なり、初期モデルならではの装備がいくつかあるそうで、LP400Sのフェンダーやカンパニョーロのマグネシウムホイールを装着。

さらにドライバーソースは、1982年に開催されたジュネーブモーターショーにも特別展示されたり、当時のランボルギーニパンフレットにも使用されたと伝えられていることから、LP500Sの中で最も手に入らない個体であることは確か。

2ページ目:何と所有していたオーナーも更に特別な人物だった