【悲報】三菱の新型デリカミニの納期が遅れている模様。累計バックオーダーは2万台を突破…一体どんな人が購入している?意外な車から乗り換える人も?

新型デリカミニは、三菱にとっても大きな転換期を迎える一台になるかもしれない?

2023年5月末に発売され、同年6月に私にも納車された三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

本モデルの走行距離も1,600kmを突破しましたが、今後も街中や近場移動用、子供の送迎、中~長距離移動用として幅広く活用することが予想されます。

デリカミニの一番の特徴は、ベースとなるプラットフォームやエンジン、内装が既に生産・販売終了したeKクロススペースでありながら、見た目がランドローバー新型ディフェンダー(Land Rover New Defender)を彷彿とさせるような顔つきで、キャッチーで愛嬌のあるデザインだということ。

そのため、テレビCMでも女優の水川あさみさんや、新キャラクターの「デリ丸。」を起用したことが、デリカミニの良さを更に引き立てていたように感じます(この辺りの三菱の戦略は本当に上手かった)。

本モデルのバックオーダーも、2023年7月中旬時点で累計受注数2万台を突破しているとのことですが(既に納車されている分も含める)、どうやら納期が徐々に遅れていることが明らかとなりました。


2トーンカラーモデルを中心に、納期が1か月~3か月ほど遅れている模様

早速、新型デリカミニがどの程度納期遅れが生じているのかチェックしていきましょう。

私がいつもお世話になっている三菱ディーラーの情報によると、どうやら最も納期遅れが生じているのは、ブラックルーフなどを採用している2トーンカラーモデルで、その納期が当初の予定から1か月~3か月ほど遅れているとのこと。

なぜ1か月~3か月と大きくバラついているのかは不明ながらも、発表・発売前の先行予約時点で購入・契約された方が「1か月ほどの納期遅延」、実車が展示され、試乗車などが配備された2023年4月以降に購入・契約された方が「2か月~3か月ほど遅延」しているそうで、先行予約から発表・発売までの期間で、塗料の関係で何かしらの問題が起きているのかもしれませんね。

こちらはおさらいまでにですが、デリカミニのボディカラーは大きく12色ラインナップされていて、ブラックルーフの2トーンが6種類、モノトーンが6色という内訳ですが、この中で最も人気のあるカラーがアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカルーフの2トーン。

次いで2トーンカラーで人気なのが、ホワイトパール×ブラックマイカルーフ2トーンと、ナチュラルアイボリーメタリック×ブラックルーフ2トーンとのことですが、こういった主力となる2トーンの納期遅れが、今後も更に延びてしまうのかは不明ながらも、ここ最近の日産や三菱の2トーンカラーの納期遅延は顕著ですし、それこそ日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWR, T33)の2トーンカラーモデルのみ受注停止となることだけは避けてほしいところですね。

デリカミニはどのような層が購入・契約しているの?

ちなみに累計受注数については、2023年5月25日の発売時点で16,000台を突破してから勢いも落ち着いているそうで、2023年内に累計3万台の受注を獲得するといった目標?があるそうですが、果たして年内に達成できるかどうかは微妙なところ。

基本的にはeKクロススペースや日産ルークス(Nissan ROOX)といった日産・三菱の軽スーパーハイトワゴンからの乗り換えが多いとのことですが、一方で全くの新規客からの受注も多く、ホンダN-BOXやダイハツ・タント(Daihatsu  Tanto)、スズキ・スペーシア(Suzuki Spacia)からの乗り換え需要も多いとのことですから、まさに軽自動車市場の期待の新星になりそう。

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