【世界限定33台のみ】アルファロメオ新型33ストラダーレが世界初公開!Tipo33を現代に蘇らせた究極のスーパーカー…同社初のピュアEVも設定へ

アルファロメオの本気を見た!新型33ストラダーレは想像以上にカッコ良かった

日本時間の2023年8月31日(木)0時、アルファロメオが新世代スーパーカーとなる新型33ストラダーレ(Alfaromeo New 33 Stradale)を世界初公開しました。

このモデルは、アルファロメオが1960年代後半に発表した33ストラダーレ/Tipo 33からインスピレーションを受けつつも、現代へと蘇らせたスーパーカーで、世界限定33台のみの販売となります。

アルファロメオは、2018年に公開した製品ロードマップにおいて、フラッグシップモデルとなる8C後継モデル復活をほのめかすも、親会社のFCAが1年も経たないうちに撤退したため実現することはありませんでした。

ステランティスが新の親会社となり、ようやく開発基盤も固まってきたところでの発表となったわけですが、今回発表された33ストラダーレは、8Cの後継モデルというよりも「33ストラダーレ/Tipo 33の復活モデル」と表現した方が良いのかもしれません。


新型33ストラダーレを見ていこう

こちらが今回、アルファロメオが世界初公開した新型33ストラダーレのエクステリア。

フロントエンドにかけてのボディラインは、どことなくマセラティMC20などに似た部分はあるものの、旧世代のスーパーカー/レーシングカーにて見られたシャークノーズを踏襲しつつ、更に同社のアイコンの一つでもある盾形グリルも盛り込まれています。

ゴージャスながらもレトロな雰囲気も持ち合わせる33ストラダーレですが、どうやらイタリア・ミラを拠点とするコーチビルダーのカロッツェリア・ツーリング・スーパーレッジェーラによってハンドメイドで作られる予定です。

これにより、完全オーダーメイドのコーチビルドボディを取得したアルファは、2022年に発表されたジュリアSWBザガートに次いで2台目のモデルとなります。

33ストラダーレ/Tipo 33を現代に蘇らせた究極のアルファモデルは、2台以上の同じ仕様は存在しない

まさか新旧のアルファロメオ33シリーズが並ぶとは…ちなみにこのモデル、2022年のF1イタリアグランプリ終了後、アルファロメオが特別招待したVIP顧客のみが実車を閲覧し、もちろん招待を受けた多くのVIP顧客が購入意思を示し、33台は即完売したとのこと。

ちなみ車両本体価格は、台数も極端に少ない関係で260万ポンド(日本円に換算して約4.8億円)と超高額。

アルファロメオは、今回のモデルを「ユニークで再現不可能な芸術作品」と表現しているため、2台以上の全く同じ仕様が登場することはなく、一人ひとりの仕様が全く異なる「ワンオフモデル」になるそうです。

ドア開閉はディヘドラルドアを採用

ドア開閉は、マクラーレンやラ・フェラーリなどに採用される”ルーフまでオープン”するディヘドラルドアを採用。

ちなみにこのモデル、オーナーが厳選した8桁のカスタムVINナンバーをセンタートンネルにも表示するなど、カスタマイズのオプションは無限大。

プラットフォームは、カーボンファイバーモノコックとアルミニウムHフレームを組み合わせたハイブリッドで、ルーフは2つの素材を組み合わせて作られています。

窓枠もカーボンファイバー製で、リアガラスはポリカーボネートに置き換えられています。

あとサイドミラーには、イタリアントリコローレのアクセントが加味されていますが、これもおそらくオプションで設定だと思われます。

こちらはサイドから見た33ストラダーレ。

ランボルギーニ・ミウラ(Lamborghini Miura)やパガーニ・ウアイラ(Pagani Huayra)などを彷彿とさせる前後のカウルがオープンするスタイル。

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