ホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEが納車されて1年3か月が経過!ミニバン御三家で「一番ミニバンらしく、ミニバンらしくない」かもしれない
新型ステップワゴンは快適性と走行性能の両立に特化したミニバンだと思う
2022年6月に私に納車されて1年3か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]。
本モデルの走行距離も既に9,000kmを突破していますが、改めて本モデルが納車されてから感じていることをいくつかご紹介していきたいと思います。
これは、あくまでも私個人の感じていることで、実際に所有してみて「ここまで快適性と走りを上手く両立したミドルサイズミニバンは珍しい」と考えています。
走りに関しては、ホンダのアイデンティティが詰まっていますし、快適性に関してもミドルサイズミニバン御三家のトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)や日産の新型セレナ(Nissan New Serena, C28)に比べて、乗員からの評判が一番良いように感じられます。
ロードノイズと突き上げの小ささ、スポーティな走りができるのはステップワゴン
まずは新型ステップワゴンの走りについて。
これはあくまでも、私がミニバン御三家を同時所有してみて感じた主観的な感想に過ぎないため、全く参考にならないと思われるかもしれないのですが、ステップワゴンの走りが最もスポーティであり、静粛性の高さとロードノイズの小ささ、そして突き上げも最も小さいと感じています。
まずステアリングフィールの重さにおいては、ミニバン御三家でステップワゴンが一番重いとは思うものの、その影響もあるからなのか、直進安定性やコーナリング時の(キレイな路面や、少し凹凸のある路面であっても…)ロールしないボディ剛性の高さも上。
この点は、リヤサスペンションが剛性確保に徹したダブルウィッシュボーン式ではなく、コストを抑えつつ、エンジンルームのレイアウトが厳しい前輪駆動[FF]特有のマクファーソンストラット式で「よくここまで安定した走りを提供できたな…」と驚かされるばかり。
あとはロードノイズの小ささに関しても、17インチタイヤアルミホイールを装着していても煩いとは感じず、車内での会話はもちろんのこと、妻の茶道イベントの関係で後席にお客さんを乗せる際にも、大きな声でなくゆったりとした控え目な声の大きさでもやり取りが出来ているので、この点は競合のヴォクシーやセレナでは中々得られないところ。
ステップワゴンは総額500万円を超えても購入する価値は十分にあると思う
突き上げの小ささに関しても同様で、マクファーソンストラット特有の突き上げを感じやすいシンプルな構造でありながらも、なぜかそのデメリットをほとんど感じることなく、快適なクルージング走行ができるのも大きなギャップの一つ。
まさかここまでデメリットが大きく感じられる足回りを、上手くカバーしてきたな…という印象で、最初このモデルを新車購入したときの総額が500万円を優に超えていたため「やっぱり高いな…」と思っていましたが、今となっては「その価格帯に見合ったパフォーマンス」だと十分に思えます。