実は特別仕様車ZR-V e:HEV BLACK STYLEはそんなに売れてない?新型フィット4はGASとe:HEVの納期差が…ホンダが2023年10月「3回目」の最新工場出荷目途を更新!

特別仕様車といえども、やはり販売時期やタイミングが良くなかった?

2023年10月12日に先行予約を受付けスタートして、内外装デザインも明確になった(2025年)ホンダ新型ZR-Vと特別仕様車ZR-V e:HEV  BLACK STYLE。

発売時期は2024年夏頃とかなり先ではありますが、その理由も現行の2023年モデルの納期が半年~1年ととても長く、既に年次改良の時期まで納期が延びているからなんですね。

そんな2025年モデルのZR-Vと特別仕様車ですが、私がいつもお世話になっているホンダディーラー3社の情報によると、まったく注文が入っていないことが明らかとなりました。
※あくまでも私がお世話になっているホンダディーラーでの話なのでご参考までに…

この他、ホンダが2週間ぶりとなる2023年10月「4回目」の工場出荷目途一覧を更新していますので、こちらも併せてチェックしていきましょう。


特別仕様車e:HEV BLACK STYLEの受注数は、ディーラー3社で僅か2台のみ

早速、私がいつもお世話になっているホンダディーラー3社に取材させていただいたところ、まず2025年モデルの目玉ともいえる特別仕様車e:HEV BLACK STYLEの累計受注数は僅か2台のみ。

3社で僅か2台のみというのも中々に衝撃的ですが、元々ZR-Vの購入を検討していた方々、既に2023年モデルの標準グレード(ブラインドスポットインフォメーション[BSI]+後退出庫サポート装着車)を注文し、納車待ちの状態だから。

あとはホンダディーラースタッフの見解としては、「2023年モデルに比べて目新しい変化や改良が無かったにも関わらず、材料費高騰や物流費高騰で10万円以上値上げしたことも影響している?」と見ているそうです。

つまり、本モデルが受注停止してからの追加受注は極めて少なかったそうで、短納期仕様であった「ブラインドスポットインフォメーション[BSI]+後退出庫サポート非装着車」の受注数も、3社のディーラーを足し合わせて10台に到達していなかったとのこと。

ZR-Vは良くも悪くも「初動で全て持っていかれた感」がある

それだけZR-Vの初動の勢いがかなり良かったということなのだと思いますが、過去のブログでもお伝えの通り、本モデルが2023年4月に発売された時点での全国の累計受注数が約3万台で、そのうちの約9割がe:HEVモデルという極端な内訳でした。

確かに私がお世話になっているホンダディーラーでも、全体の約7割~8割程度がe:HEVを選択していますし、雪国エリアでもあるため四輪駆動[4WD]を選択される方も多いのですが、その一方で納期が中々に進んでおらず、2023年10月下旬時点で全体の40%程度しか納車が進んでいないとのこと(あくでもディーラー情報)。

2023年10月下旬時点で検討されているホンダ車は新型N-BOXばほとんど

その関係もあって、2025年モデルや特別仕様車の購入を検討しているお客さんがかなり少ないそうで、現時点でのホンダ車を検討されている方はフルモデルチェンジ版・新型N-BOX/N-BOX Customが殆どなのだそう。

新型プレリュードの問合せも増えている模様

あとは、2023年10月25日のプレスデーにて世界初公開された新型プレリュード(Prelude)の問合せがかなり増えているそうで、ピュアEVではなくハイブリッドe:HEVが設定されることや、出展車両が市販モデルに近いデザインであることから、特に中高年男性からの問い合わせが増えているそうです。

SNSでは、トヨタ・プリウスクーペと揶揄されているプレリュード・コンセプトですが、その見た目は独特ながらもLEDデイライトのデザインは、新型N-BOX Customやヴェゼル(New VEZEL)を彷彿とさせる水平基調ですし、しっかりとホンダとしてのデザイン言語を取り込んでいるため、個人的にもかなり期待している一台です。

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