フルモデルチェンジ版・ホンダ新型プレリュードが復活→SNSでは早くも「プリウスのパクり」と批判が相次ぎ「プリウスクーペ」と揶揄される事態に

ホンダの新型車は色々な意味で注目されることが多い

2023年10月25日のプレスデーより開催のジャパンモビリティショー(JMS)2023にて、ホンダが新世代スポーツカーとなるプレリュードコンセプト(Honda New Prelude Concept)を発表しました。

2001年の5代目を最後に、ラインナップから外れたプレリュードですが、まさか22年ぶりにフルモデルチェンジ版という形で復活するとは予想しておらず、新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)に続くスポーツカーとして高い注目が集まっています。

しかしながら、SNSでは本モデルが早くも「あのモデルに似ている」「あのモデルのパクリではないか?」として、別の意味でも話題になっているようです。


その名は「プリウスクーペ」

改めて、こちらが今回JMS2023にて発表された新型プレリュード・コンセプト。

当初本モデルは「ピュアEVスポーツカー」という風に紹介されましたが、海外カーメディアmotor1.comの取材により、ホンダUSAの広報担当シニアマネージャーであるアンドリュー・クイリン氏によると、ピュアEVではなくハイブリッドスポーツカーであることが判明しました。

具体的なパワートレインは明らかになっていませんが、これまでのホンダの流れを考えると、新型シビックe:HEV(FL4)やZR-V e:HEV、アコードe:HEVに設定されるような排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが最も近しいかと思われますが、もしかするとプレリュード専用のハイブリッドシステムが採用される可能性も考えられそう。

そんな期待が高まるグランドツーリングスポーツカーの新型プレリュードですが、早速SNSでも大きな注目が集まる一方で、何かと話題になっているのが「トヨタ新型プリウスに似ている?」ということ。

フロントヘッドライト意匠やハンマーヘッド風のフロントマスク、そしてセンター直結式となる一文字テールランプなどから「プリウスクーペ」と揶揄されていて、このキーワードが一時トレンドキーワードになることも。

デザイントレンドを取り込むとなると、どうしても似てくる部分はある

こちらはリヤビュー。

確かに画像全体で見れば、60系プリウスやソニーVision-Sコンセプトを彷彿とさせる近未来的なデザインではあるものの、SNSで見かけるような「プリウスのパクり」や「トヨタ・プリウスのデザイナーがホンダに提案したモデル?」というような印象は無し。

ピュアEVのようなプレーン且つクリーンなエクステリアにもなると、どうしても他車種と似たようなデザインになることは避けられず、後ろ姿に関しても一文字テールランプは自動車業界の中でもトレンドの一つになっているため、他車種に似てしまうのは仕方ないところ。

実際のところ、復活した新型プレリュードの後ろ姿はどことなくプリウスチックなデザインである一方で、CR-Zなどのホンダのスポーツモデルを受け継ぐかのような懐かしさもあったり。

揶揄されるということは、それだけ注目されている証なのかも

これだけ「プリウスクーペ」と揶揄されるのは、ホンダとしても複雑な想いがあるとは思いますが、一方で「世界的に注目されている」からこそ、多種多様な意見・コメントが寄せられているのだと考えられ、注目や話題にもならなければ、上記のような揶揄されるようなキーワードだって生み出されなかったかもしれません。

モーターショーは注目されてナンボの世界でしょうから、そういった意味ではホンダは決して間違ったことはしていなかったと考えています(もしかしたら量産モデルでは改良や変更が加わり、デザインが変わるかもしれない)。

2ページ目:ホンダは過去にも新型ヴェゼル発表時に「CX-ハリアー」と揶揄されたことも?