「世界で最も安い」フェラーリ812スーパーファストが競売に出品!元オーナーは俳優マイケルBジョーダンで入札額は約1,600万円!新型ヴァンテージのティーザー画像も

修理して復活が期待された812スーパーファストだが、結局サルベージオークションにて出品されてしまったようだ

アメリカの有名俳優で映画監督、映画プロデューサーでもあるマイケル・B(バカリ)・ジョーダンが所有していた、フェラーリのフラッグシップモデルでお馴染みとなる812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)。

前回のブログにて、本モデルを運転していたマイケル・B・ジョーダンが、488シリーズ(おそらくは488GTB)とストリートレースを行い、駐停車していた起亜ニーロ(Kia Niro)に衝突する大事故を起こし話題となりました。

その後、812スーパーファストは積車にてディーラーへと持ち込まれたそうですが、修理されることなくサルベージオークションにて出品されていたことも明らかとなっています。


サルベージオークションに出品された812スーパーファストの仕様を見ていこう

こちらが今回、サルベージオークションeRepairablesにて出品されている、2021年式のフェラーリ812スーパーファスト。

海外カーメディアautoevolutionの報道によると、本モデルはマイケル・B・ジョーダンが新車にて購入したそうで、ボディカラーや細部のオプションも全て、彼好みの仕様に仕上げられているとのこと。

パウダーブルーのボディカラーに、足もとにはブロンズカラーの鍛造アルミホイールが装着され、ブレーキキャリパーはレッドにペイントされたちょっと珍しい仕様です。

こうして見ると、コンディション抜群の個体のようにも見えますが、別の角度から見てみると…

こんな感じで助手席側のフロントの足回りはボロボロに。

ちなみにこの事故、先述にもある通り2023年12月初旬、アメリカ・ロサンゼルスのサンセット大通りにて、マイケル・B・ジョーダンが乗る812スーパーファストと488シリーズがストリートレースを行い、812がコントロール不能で駐停車していた他車と衝突 → フロントアクスルなどが大破 → 自走不可になりました。

Video reportedly shows actor Michael B. Jordan crashing his Ferrari in Hollywood

事故の瞬間については、後続を走っていた別の車両のドライバー?もしくは後席に座っていたであろう乗員がスマホで撮影していたようで、この動画が瞬く間に拡散され、地元ニュースでも公開されていましたし、その後マイケル・B・ジョーダンを批判する投稿も多く見受けられました。

エアバッグの展開以外は、特に大きな損傷の無いインテリア

ちなみにこちらが、ストリートレースで事故した後のインテリア。

スイッチセンターシフトは、グリーン・ホワイト・レッドのイタリアントリコローレカラーでオシャレな仕上がりに。

運転席や助手席側のエアバッグが展開していることが確認でき、相当な衝撃を受けたことが確認できますが、恐らく公道の法定速度を大幅に上回る速度で衝突した可能性が高そうです。

とはいえ、それでも破損が確認できるのはエアバッグ展開部のみで、それ以外の損傷がほとんど無いことを考えると、フェラーリのカーボンモノコックボディの強度が怖ろしく高いことが伺えます。

シートはフル本革でオールレッドのシンプル仕様。

デイトナスポーツシートではなく、スタンダードな電動パワーシートであることから、グランドツーリングモデルとして利便性や快適性を重視したのだと考えられます。

2ページ目:マイケル・B・ジョーダンの812スーパーファストの入札額は?アストンマーティン新型ヴァンテージのティーザー画像も公開!