【悲報】豊田自動織機の不正により、新型アルファード/ヴェルファイア/ランドクルーザー70も生産停止へ。トヨタの不正疑惑はまだまだ広がりそう?

2024-02-01

今回のトヨタグループの不正問題は、氷山の一角に過ぎない?

2024年1月29日のトヨタ公式プレスリリースにて、同社の関連会社である豊田自動織機が、ディーゼルエンジンの出力試験において不正を行い、その結果として新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)やハイエース(Hiace)、ハイラック(Hilux)、ランドクルーザープラド(Land Cruiser Prado)等10車種(国内向けは6車種)に搭載されるディーゼルエンジンの出荷が停止となりました。

現時点では、関連記事にある対象モデルに搭載の1GD/2GD/F33A型が対象ではあるものの、今回の不正試験の影響により、国内4工場6ラインの稼働を2024年2月1日まで停止することを明らかにしたと、日刊自動車新聞・電子版が掲載しています。

具体的にどういったモデルが生産停止となったのかチェックしていきましょう。


ディーゼルエンジンの不正問題を受け、生産停止となる工場を見ていこう

なお今回豊田自動織機の不正発覚を受けて、トヨタは「生産工程を確認する」ことを目的に、2024年1月29日2直から生産を停止済。

具体的に生産停止した工場は、トヨタ車体・富士松工場第1ライン(愛知県刈谷市)と、トヨタ車体・いなべ工場第1ライン(三重県いなべ市)、吉原工場第1・第2ライン(愛知県豊田市)、岐阜車体工業第1・第2ライン(岐阜県各務原市)になります。

当該エンジンを搭載する国内向けモデルは、ハイエースやランドクルーザー300以外にも、グランエース/ハイラックス/ダイナ/ランドクルーザープラド(生産終了)も対象。

このうちトヨタの国内工場で生産するモデルは、いなべ第1のハイエースと、吉原第1のランドクルーザー300、そして岐阜車体第1のハイエース(救急車仕様)となります。

新型アルヴェルやランクル70までも生産停止に

そして今回の不正問題による生産停止の影響を受け、いなべ第1で生産する新型アルファード/ヴェルファイアの生産も停止し、更に2023年11月に発売されたばかりとなる一部改良版・新型ランドクルーザー70を生産する富士松第1、吉原第2の稼働も停止したことが明らかとなりました。

先述にもある通り、工場稼働停止期間としては2024年2月1日までとなるため、生産・納期遅れの影響としては数日程度になることが予想されます(それでも影響は大きいと思いますが…)。

今回、アルファード/ヴェルファイア/ランドクルーザー70まで生産一時停止が広がっていますが、この流れはあくまでも氷山の一角に過ぎず、今後更に大規模に波及していく恐れも考えられそう。

特に新型ランドクルーザー70は、2023年11月末の発売時点で2年以上先まで長納期化しているとの噂ですし、プレスリリースでは本モデルのディーゼルエンジンは出荷停止の対象には含まれていなかったものの、今後調査が進められる上で、新たに不正対象として含まれる恐れも。

そして、2024年3月頃に発売される同じ1GDのディーゼルエンジンを搭載する新型ランドクルーザー250にも、少なからず影響は受けそうなところ。

【追記】2024年2月1日 → 2月5日まで生産停止へ

2024年2月1日、ロイター通信の報道により、国内4工場6ラインについて、生産停止を同月5日まで延長することを明らかにしました。

6日以降の生産については、5日午後に判断すると説明しています。

2ページ目:ヤリス/ヤリスクロスのガソリンモデルも「納期未定」になっているが…?