えっ、これホンダなの?中国にて新型シビック(FL)とほぼ同サイズとなるLingxi L EVが完全リーク!シャルル・ルクレールにフェラーリ新型デイトナSP3が納車

想像以上にアグレッシブなホンダのピュアEVモデルが登場

2023年9月、ホンダと中国東風汽車の合弁企業となる東風ホンダが、新ブランドとなるLingxi(陵西)を発表し、同ブランドのコンセプトカー「Lingxi(陵西) L」を初公開しましたが、遂にこのモデルの量産仕様がリークされました。

LingxiはピュアEVモデルを中心に新型車を展開していく予定

ホンダが展開する中国市場向けのブランドとしては、先程も紹介した東風汽車との合弁企業である東風ホンダと、広州汽車との合弁企業である広汽ホンダの2グループが展開されていますが、今回紹介するLingxi(陵西)ブランドは、東風ホンダが立ち上げたものになります。

なおLingxiは、個性と楽しさを追求したという新エネルギー車ブランドで、東風ホンダで副社長を務めるPan Jianxin氏は「ユーザーの期待を超え、楽しく新しいスマートドライビングエクスペリエンスを継続的に提供することを目指している。私たちはユーザーの皆様と心を一つにし、”あなたと触れ合い、人生の喜びを活性化する”というブランドビジョンを実践しながら、より強力なエネルギーで疾走し創造、手を携えて前進してまいります」と語っています。

早速、今回リークされた新型Lingxi L EVのエクステリアを見ていきましょう。


とてもホンダブランドとは思えないほどの攻めたデザインだな…

こちらが今回、中華人民共和国工業情報化部(MIIT)によってリークされた東風ホンダが新しく展開するLingxi L EVのエクステリア。

その名称にもある通り、パワートレインは内燃機関を搭載しないリン酸鉄リチウムバッテリーとモーター駆動によるピュアEVセダンとなり、車体重量は1,702kgになると云われています。

ホンダのデザイン言語はまるで見当たらず、くっきりと角張ったラインを持つLingxi L EVは、若い層をターゲットにしたスポーツセダンという印象があります。

ただ、2023年9月に世界初公開されたコンセプトモデルに比べると大幅にトーンダウンしている印象ではあるものの、表現力豊かなデザインラインと複雑なヘッドライト意匠は、従来のコンパクトセダンには無い魅力があるようにも感じられます。

ホイールベースはほぼほぼ新型シビック(FL)と同じ

具体的なボディサイズは明らかになっていないものの、ホイールベースが2,731mmとのことで、ホンダ新型シビック(Honda New Civic, FL)と同サイズもしくは僅かにコンパクト。
※シビック(FL1)のボディサイズは、全長4,550mm×全幅1,800mm×全高1,415mm、ホイールベース2,735mm

こうした寸法を見ると、もしかするとベースとなるモデルはシビック(FL)なのではないか?と思わせる部分もありますが、少なからずコンセプトカーとして発表された当初は、Lingxiインテリジェント電動プラットフォームを採用しているため、中身としては全くの別物という可能性も考えられそう。

ちなみにこのプラットフォームと、バッテリーを保護する高剛性全方位安全プラットフォームの2つが、今後のLingxiブランドの根幹を支えることになるそうです。

こちらはオプション内容。

ヘッドライト周りや足もとのホイールデザイン、そしてトランクスポイラーの有無など、バリエーション豊富で若者が好みそうなオプションが多め。

あと主要諸元も一部見ていくと、バッテリーパックや航続可能距離などは明らかになっていませんが、システム総出力218psを発揮するシングルモーターが搭載され、デュアルモーターやトライモーターといったハイパフォーマンスグレードの設定は無いそうです。

The New Honda Lingxi L EV Concept Walkaround—2023 Guangzhou Motor Show

2ページ目:F1ドライバーのシャルル・ルクレール選手にフェラーリ新型デイトナSP3が納車!