何かと話題の日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の納車後雑感!「アルファードには無い使い勝手の良さ」「サイドミラーは低くて見づらい」等

何かと話題になっている新型セレナ(C28)だが、個人的には商品力の高いモデルだと思っている

2023年4月に私に納車されて、もうすぐ11か月を迎えようとしている日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

バッテリー上がりや降車時オートロック/接近時アンロック機能の廃止など、何かと話題になっている一台ではありますが、改めて本モデルが納車されてからの雑感をまとめていきたいと思います。

総じて満足度の高いセレナ(C28)ですが、私が他に所有するトヨタ新型アルファード(Toytoa New ALPHARD, 40系)に比べて優れている点などもチェックできたらと思います。


ミニバン初となるハンズオフ機能プロパイロット2.0が搭載されている

まずは、セレナe-POWERルキシオン(C28)で一番魅力に感じているのは、ミニバン初となるハンズオフ機能付きのドライビングサポート「プロパイロット(ProPilot 2.0)」が搭載されていること。

「ミニバンにハンズオフ機能なんて必要ないでしょ」「日産のハンズオフ機能は信用できない」など、SNSではとにかく叩かれた機能ですが、いざ実際に使ってみると、アクセル操作とステアリング操作が無くなるだけでこんなにも身体的な負荷や疲れが軽減するのか…と驚く一方で、家族での遠出や旅行で長距離を走らせるからこそ、ハンズオフ運転の良さが活かされるんだなと「実際に使ってみて実感」することに。

トヨタチームメイト・アドバンスドドライブとは異なり、極めて限定的な速度制限が設けられるわけでもなく、高速道路にて法定速度+10kmまでであれば、問題なくプロパイロット2.0が使用できるので、個人的には「ミニバンの中では一番利便性が高く、特にドライバーのことを考えた車」だと考えています。

プロパイロット2.0を利用するには年会費25,520円が必要

ちなみにこのプロパイロット2.0ですが、常にナビゲーションディスプレイの高精度地図を更新させて、ナビリンクしながら作動しているため、その地図更新のためにNissan Connectプロパイロット2.0プランとして、年会費25,520円を支払わなければなりません。

ルキシオンが納車されて約半年ほどは、無料お試しキャンペーンという形で年会費を支払わずに利用できていましたが、今現在はお試しキャンペーンも切れて、上の画像の通り「一部のハンドル支援機能が作動できません(高精度地図ライセンス切れ)」とウィンドウが割り込みされ、プロパイロット1.0のみ利用可能となっています。

これはあくまでも個人的な意見ですが、年会費25,520円を支払うほど高速道路や長距離移動がなければ宝の持ち腐れだと思いますし、年会費ではなく「月額プラン」や「1日プラン」など、もう少しユーザーに寄り添ったプランにしてもらえた方が良心的ではないか?と思ったりもします。

とにかくボディサイズはコンパクト

続いてはボディサイズについて。

これは過去に私が所有していたトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy, 90系)やホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)と比較してになりますが、ボディサイズが全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,885mmととにかく全幅が小さくて取り回しも楽なので、ミニバンでありながらも狭い道もスイスイ進めて運転が楽に感じるんですね。

特にここ最近は、トヨタのラージサイズミニバンとなる新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)が納車されて、広々とした居住性や快適性に「やっぱりミニバンの王者だわ…」と感じる一方で、セレナ(C28)と比較したときに「なんてセレナは運転しやすいんだ…」と再確認することも。

こうした比較をすると、セレナ(C28)はファミリーカーでありながらもドライバーズカーにフォーカスを当てている印象もありますし、土地勘のないところや道幅の狭い道路、駐車場などでも心配することなく走らせることができるのは、ここ最近のミドルサイズ以上のミニバンではセレナ(C28)が一番に感じるかもしれません。

2ページ目:新型セレナ(C28)のちょっと不満に思う所や、ユニークに感じるところは?