フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアの最新中古車相場をチェック!2024年4月6日時点での出品台数は「150台」で最高額は1,700万円

トヨタお得意の「1年間転売・輸出しない」といった誓約書は一体どこへ?

2023年6月21日に発表・発売されて、まだ10か月も経過していないトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

街中で頻繁的に見かけるようになり、ユーザー向けの納車も進んでいるのだと予想されますが、一方で気になるのか中古車市場やオークション市場での相場。

本モデルが発売された当初、ガソリンモデルでも1,500万円~2,000万円にて取引されていましたが、あれから10か月近くが経過し、果たしてどれほどの相場にまで落ち着いたのか気になるところ。

またその一方で、一部のトヨタディーラーではアルファード/ヴェルファイアを購入する際に「1年間は転売・輸出しない」ことを前提としていましたが、もはやそういった誓約書もあってないようなものですし、法的拘束力を一切持たない紙切れであることが証明されているのも悲しき事実だと思います。


2024年4月6日時点での中古車両の出品台数は「150台」

早速、大手中古車サイト・カーセンサーにて出品されている新型アルファード/ヴェルファイアの相場をチェックしていきましょう。

まず出品台数としては、2024年4月6日時点で「150台」とかなり多くなりましたね。

内訳としては、アルファードが95台/ヴェルファイアが55台となるため、アルファードが全体の63%、ヴェルファイアが全体の37%となります。

元々本モデルの生産割合としては、アルファード7割/ヴェルファイア3割でしたから、中古車市場での内訳はそれに近い数値になっていることが分かります。

中古車相場での最安値は798万円!新車価格よりも十分高額

それでは早速、大手中古車サイト・カーセンサーにて出品されているアルファード/ヴェルファイアの中古車相場をチェックしていきましょう。

各モデルの中古車相場は以下の通り。

[アルファード(95台)]

ガソリンモデル(65台)・・・798万円~1,250万円

ハイブリッドモデル(30台)・・・938万円~1,700万円


[ヴェルファイア(55台)]

ガソリンターボモデル(14台)・・・935万円~1,318万円

ハイブリッドモデル(41台)・・・939万円~1,550万円

以上の通りとなります。

アルファードはガソリンモデルで最安値798万円、ヴェルファイアのガソリンターボモデルで最安値935万円となっていますが、やはり最安値でも新車価格を優に超えて来るところを見ると「それだけの価値あるモデル」と評しているのかも。

一方でハイブリッド(HEV)モデルの最高額を見ていくと、アルファードが1,700万円/ヴェルファイアが1,550万円となっていますが、これについては上級グレードExecutive Loungeが大きく影響してそうですね。

おさらいも兼ねて、アルファード/ヴェルファイアの新車価格をチェック

中古車相場の価格に見慣れてしまうと、新車価格っていくらだったっけ?とわからなくなってしまうと思うので、おさらいも兼ねて新車価格を見ていきましょう。

【新型40系アルファード/ヴェルファイアのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

[アルファード2.5Lガソリン(3列7人乗りのみ)]

◇Z:[2WD]5,400,000円/[4WD]5,598,000円


[アルファード2.5L HEV(3列7人乗りのみ)]

◇HEV Z:[2WD]6,200,000円/[E-Four]6,420,000円

◇HEV Executive Lounge:[2WD]8,500,000円/[E-Four]8,720,000円


[ヴェルファイア2.4Lターボ(3列7人乗りのみ)]

◇Z Premier:[2WD]6,550,000円/[4WD]6,748,000円


[ヴェルファイア2.5L HEV(3列7人乗りのみ)]

◇HEV Z Premier:[2WD]6,900,000円/[E-Four]7,120,000円

◇HEV Executive Lounge:[2WD]8,700,000円/[E-Four]8,920,000円

以上の通りとなります。

こうして見ると、ガソリンモデル/ハイブリッド(HEV)モデルともに、新車価格の最安値と比較すると200万円~300万円ほど高く中古車市場にて販売されていることがわかりますし、上級グレードExecutive Loungeは2倍近く高くなっていることがわかりますね。

中古車市場にて販売されているアルヴェルたちが「墓場」にならなければ良いのだが…

果たしてこの金額で売れるのだろうか?という疑問もありますが、まさかラージサイズミニバンが投機目的として取引されているとは…と考えると、車の存在意義も大きく変わってきたな、というのが正直なところ。

いつまでこの状況が続き、オーナーを選ぶことのできない車たちのなれの果てを見届けるのも苦しいところですが、これらの車両が中古車ショップ=墓場とならないことを祈るばかりです。

2ページ目:新型アルヴェルをベースにしたレクサス新型LM500hの中古車相場もチェック!