ガレージにて45年間「一度も洗車することなく放置」されたシボレー・コルベットC3が発見→プロの手によってピカピカに→45年前のモデルとは思えぬ美しさに

今回は、45年間もガレージにて放置されたシボレー・コルベットC3を蘇らせる

世界各国のガレージや納屋に長期間眠るスポーツカー/クラシックカーなどを発見しては、新車同様の美しさへと仕上げていくWD Detailingチャンネル。

これまで、スバル・インプレッサ(Subaru Impreza)やホンダ初代NSXなどのスポーツカーを発見し、内外装ともに完璧な美しさへと仕上げてきましたが、今回は「45年間、一度も洗車されずにガレージにて放置」されているシボレー・コルベットC3(Chevrolet Corvette C3)をキレイにしていきます。

走行距離は僅か2,575km(1,600マイル)しか走られておらず、特にこれといった事故もありませんが、ボディ全体には大量の頑固な土埃が付着。

果たして新車同様の美しさへと仕上げることができるのでしょうか?


もはや納屋物レベルで汚れ放置されたコルベットC3

こちらが今回、アメリカのとあるガレージにて発見された1978年式となるシボレー・コルベットC3。

何と納車された翌年あたりから、1度も外に出ないまま45年間もガレージ内にて保管されており、本モデルを所有していたオーナーも亡くなり、そのまま日の目を見ることなく放置されてきました(タイヤも完全に空気が抜けているが、どうやらパンクではない模様)。

ただ意外だったのは、サイドウィンドウはしっかりと閉まっていたために、車内は特にこれといった大きな汚れや劣化などは見られず、ボディ周りも目立った錆が無いということ。

WD Detailing曰く、ガレージ内では特に温度管理などは一切されていなかったそうです。

コルベットC3をWD Detailingのスタジオへ…その前にガレージの外回りを清掃しなければ脱出できない…

コルベットC3をガレージから出すため、シャッターを開けようとしたところ、実は約45年間一度もガレージが手入れさていなかった関係で、木の枝などが大量に付着してしまい、とてもシャッターを開けることなどできず…

そのため、洗車をするためにガレージの清掃作業をからスタートします。

木の枝などを全て取り除き、丸一日かけてようやくシャッターの開け閉めが可能に(しかも電動タイプ!)

土埃だらけのコルベットC3を積車に積んで、あとはWD Detailingのスタジオへと向かいます。

WD Detailingスタジオに到着!まずは細部の汚れや劣化などをチェック

作業スペースに到着したコルベットC3ですが、とりあえずエンジンルーム内の各種パーツ類の錆びやオイル漏れなどが無いかなどを細かくチェックしていきます。

錆びや汚れなどはもちろん多く、とりあえず固形のゴミクズなどを除去しつつ、手入れできるところを徐々に潰していきます。

続いては、足もとのタイヤホイールの汚れを除去するために洗っていきます。

意外にも目立つような汚れも無く、ガレージ内での保管状態が良かったのか、簡単に新品同様の美しさに。

ボディを傷つけ付けないために、特殊なクリーナーで土埃の汚れを浮かせていく

そしてここからは、いよいよ本格的にボディ全体の汚れを落としていきます。

コルベットC3の場合は、ボディ全体を専用スポンジなどでゴシゴシと落とすことは危険だそうで(簡単に傷が付いてしまう)、専用のクリーナーで汚れを浮かしていきながら、その後高圧洗車機で落としていく作業へ。

その結果、上の画像の通り汚れがキレイに落ちていくわけですが、まさかここまで美しいホワイトカラーのボディだったとは…

コルベットC3のパーツは、グラスファイバーではなくプラスチックになるため、洗車する際には細心の注意を払う必要があります。

そのため、できるだけボディ全体には専用のクリーナーで汚れを浮かせていきながら、大量の水を使って高圧洗車機で汚れを落としていく地道な作業になります。

それにしても、ここまでごっそりと土埃の汚れが落ちていくとは…それだけ強力な薬品が使用されているのかもしれませんね。

リヤバンパーやリヤハッチガラスの汚れも…

こんな感じでどんどん汚れが落ちていきます。

2ページ目:コルベットC3にちょっとした問題も?車内の汚れは?最終仕上がりのチェックも!