【悲報】日産の新型セレナ(C28)/アリア/ノート(E13)の降車時オートロック機能がリコールで廃止となる恐れ?2024年4月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧も更新

降車時オートロック&接近時アンロック機能付きのモデルがリコールの対象になるかもしれない?

前回のブログにて、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナ(Nissan New Serena, C28)/新型アリア(New Ariya)/マイナーチェンジ版・新型ノートe-PWOER(New Note e-POWER, E13)の3車種を対象に、降車時オートロック&接近時アンロック機能に問題があるとして登録停止になったことをお伝えしました。

またその一方で、この問題が公になる前、既に顧客向けに納車されている車両に関しては、2024年4月下旬時点でも利用することは可能かと思いますが、どうやらこれらのモデルが今後リコールの対象となる恐れがあり、機能が停止(廃止?)され利用できなくなるかもしれないとのことです。

この他にも、2024年4月25日時点での日産の既存ラインナップを対象とした、最新工場出荷目途一覧もチェックしていきたいと思います。


既に納車されていて、降車時オートロック&接近時アンロック機能が備わっている車両は、今後機能が使えない?

まずは、新型セレナ(Nissan New Serena, C28)と新型アリア(New Ariya)、そしてマイナーチェンジ版・新型ノート(New Note, E13)に標準装備されていた降車時オートロック機能と接近時アンロック機能について。

これらの機能のなかで、(おさらいになって恐縮ですが…)降車時オートロック機能が作動した際、ハザードランプが点灯(点滅ではなく常時点灯)するアンサーバック機能が適合していないとして機能を廃止に。

具体的には、国内での保安基準だとアンサーバック機能は厳密に「3秒以下」と定められているものの、日産ではこの機能を「4秒」に設定していました。

「時間短縮」のプログラム書き換えではなく「廃止」

その関係もあって、現在販売されているセレナ(C28)/アリア/ノート(C13)に関しては、降車時オートロック機能と接近時アンロック機能の両方が廃止となった状態で販売・出荷・登録・納車されているとのことですが、なぜ日産は「4秒 → 3秒」にアンサーバック機能を変更しなかったのかは疑問に思う所。

現在の降車時オートロック機能では保安基準不適合 → 車検に通らない → リコールが濃厚

4秒 → 3秒にプログラムを変更することにより、もしかすると別の問題や不都合なことが起こるのか(特許絡みの問題?)は不明なのですが、どうやらこれらの機能が搭載された状態で、既に顧客向けに納車されている車両の全てが、リコールにより機能廃止となる恐れがあるようです(日産ディーラー談より)。

サービスキャンペーンのように、必須ではなく任意であれば、車検まで何とか抵抗することはできそうですが、「保安基準不適合=車検に通らない、公道にて走らせることは違反」の可能性があることから(だから一時期、顧客向けのセレナやアリア、ノートが登録停止になっていた)、おそらくメーカー側もリコールを届け出するのではないかと予想されています。

[リコールとは?]

自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態で、その原因が設計または製作の過程にある場合、国土交通省に届け出て自動車等を無料で修理


[改善対策とは?]

保安基準不適合状態ではないが、安全上または公害防止上放置できなくなるおそれがあり、その原因が設計または製作の 過程にある場合、国土交通省に届け出て自動車等を無料で修理


[サービスキャンペーンとは?]

リコールまたは改善対策に該当しないもので、商品性改善のために、国土交通省へ通知して、自動車等を無料で修理

日産の強みが失われるのは大きな痛手

そうなると、リコールの通知書が各オーナーに届いた場合は、良くも悪くもリコール対応を断ることは難しいため、この機能を重宝している方からすると「大切なものを失った」という気持ちになるかもしれませんし、競合のトヨタには無い「日産のとしての強み」の一つが無くなってしまうということになるかもしれません。

2ページ目:日産が約1か月ぶりとなる最新工場出荷目途一覧を更新!アリアの具体的な出荷目途が出た?!