【悲報】日産の新型ノート(E13)/セレナ(C28)/アリアが登録停止!原因は「降車時オートロック機能」だった…一部改良版・新型エクストレイル(T33)やGT-Rの最新情報も

2024-03-14

便利と思われていた機能が保安基準不適合で廃止となり、おまけに登録停止ともなるとダメージは大きそうだ

前回のブログにて、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナ(Nissan New Serena, C28)やマイナーチェンジ版・新型ノートe-POWER(New Note e-POWER, E13)、そしてピュアEVクロスオーバーとしてラインナップされているアリア(New Ariya)の3車種が、保安基準不適合として”とある機能”が廃止となったことをお伝えしました。

この”とある機能”というのが、車両に近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」と、降車後に車両から離れると自動でロックをする「降車時オートロック機能」の2種類で、これらの機能が備わっているのが、上記3車種のみとなります。

そしてこれらのモデルが、2024年3月時点で「登録停止」となり、顧客向けに納車できていないことが、日産ディーラーでの取材にて明らかとなりました。


登録停止となったのは2024年2月末頃からで、納車が決まっていた方々は「未定」に

私がいつもお世話になっている日産ディーラーの情報によると、「接近時アンロック機能」と「降車時オートロック機能」を搭載する3モデルが、保安基準不適合により2024年2月下旬頃より登録停止になっているとのことで、当初お客さんと決めていた納車時期に「納車できない=納期未定」状態になっているとして、顧客はもちろんのこと、現場も困惑しているとのこと。

今回、保安基準が不適合になっているのは、「降車時オートロック」のオートロック作動時に、ハザードランプが点灯(点滅ではなく常時点灯)するアンサーバック機能が適合していないとのことで、具体的には、国内での保安基準だとアンサーバック機能は厳密に「3秒以下」と定められているものの、日産ではこの機能を「4秒」に設定していました。

そのため、現在販売している対象モデル3車種に関しては、これから生産・販売するモデルを対象に”シレッ”と機能廃止にしているとのことで(しかも車両本体価格は据置き)、あわせて不適合ではない「近接時アンロック機能」も廃止にしているとのこと。

2024年3月中旬時点では、対象モデル3車種の登録停止解除の目途は立っておらず、これからメーカーの方からディーラーの方に今後の方針・スケジュールを提出するのではないかと推測しますが、登録停止しているモデルは「接近時アンロック機能」と「降車時オートロック機能」が備わっているため、おそらくはプログラム更新で「廃止」にすることが予想されます。

一方で、既に顧客に納車されていてこれらの機能が使えるモデルに関しては、保安基準不適合ともなれば、改善対策やサービスキャンペーンではなく、リコールとして届け出される可能性もあるため、そうなると販売店に持ち込んで機能廃止にせざるを得ない状況になるかもしれません(なかにはプログラム更新してほしくない、という方もいらっしゃるかもしれない)。

マイナーチェンジでの目玉機能として、これから次々納車されるはずだった新型ノート(E13)も、現在は登録停止となっていますから、残りのセレナ(C28)やアリア含めて、2024年3月度の新車販売・登録台数ランキングでは大きなロスになるかもしれませんね。

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