マスコミが「東京・中央区でランボルギーニが事故」と報道→実際はランボルギーニ(エストーケ)ではなくレプリカだった件。トヨタ新型ランクル300が再び盗難被害

まさか公式メディア・マスコミが調査せずにランボルギーニの名を汚すとは…

2024年5月30日の午前6時半ごろ、東京都・中央区の築地大橋にて、スポーツカーとワゴン車が衝突する大事故が発生しました。

この事故について、国内メディア・マスコミのFNNプライムオンラインが「ランボルギーニが事故」と大々的に報道していますが、実際のところ事故したのはランボルギーニ車ではなく、ランボルギーニ車に見立てたレプリカモデルであることが明らかになっています。

具体的に何をベースにしたレプリカモデルなのかチェックしていきましょう。


見た目はランボルギーニ・エストーケだが、中身はアウディRS7をベースにしたレプリカ

こちらが今回、FNNプライムオンラインが報じた「ランボルギーニと衝突したワゴン車が横転する事故」という見出し。

大々的に「ランボルギーニが事故」と報道していますが、記事の中身を見ていくと以下の通り。

中央区の築地大橋で、「ワゴン車と乗用車の交通事故が起きている」と通報があった。

警視庁によると、ワゴン車が車線変更をした際、後ろから来たランボルギーニと接触したとみられ、はずみでワゴン車は横転し、運転手の男性が肩に軽傷を負った。

築地大橋はこの事故の影響で、片側車線が一時通行止めになったという。

おそらくFNNプライムオンラインも、本モデルがレプリカモデルであることを知らずに、SNSにて流れて来た情報を鵜呑みにしたのだと予想されますが、実際に事故したのはランボルギーニ・エストーケ(Lamborghini Estoque)に見立てたレプリカモデルで、中身はアウディRS7。

ちなみにこちらが、事故する前のエストーケのレプリカモデル。

ランボルギーニ・エストーケは、2008年に公開された幻の4ドアスポーツモデルで、あくまでもコンセプトカーとして発表されましたが、その後市販化されることはありませんでした。

エストーケのレプリカを製作したのは、fightingstarの諸星伸一 氏

そのため、ランボルギーニ好きで知られる諸星伸一が運営するファイティングスター(fightingstar)社が、アウディRS7セダンをベースにオリジナルボディキットへと付け替えたのが、今回のエストーケのレプリカモデル。

実際のところ、東京オートサロン2015にて出品されたエストーケコンセプトも、ボディカラーは異なれどホワイトカラーに仕上げられたレプリカモデルで、そのモデルもアウディRS7がベースでした。

板金塗装業を本業とする東京ソックスが立ち上げたブランドBelladonnaと、PROGRESS社やOFCustoms社がコラボレーションしたモデルで、当時は大きな注目を集めましたが、結局のところエストーケ自体が市販化されなかったため、レプリカモデルもそこまで大きく盛り上がることはありませんでした。

ワゴン車の男性は心配し、スポーツカーを運転していた男性の心配をしないマスコミ

それにしても…今回の事故で大破したエストーケのレプリカモデルとワゴン車を運転していたドライバーや乗員は無事だったのか気になるところ。

ワゴン車に乗っていた男性は、肩に軽傷を負ったと報道していますが、一方のレプリカモデルを運転していたオーナーの情報を一切記載しないところに、FNNプライムオンラインの悪意ある報道が見られます(見出し含め、ランボルギーニを貶めるような書き方にしか見えないですし、”マスゴミ”と言われても不思議ではないところ)。

2ページ目:トヨタ新型ランドクルーザー300がまたも盗難被害!今度は埼玉県