いくら何でも高過ぎ…ドバイの記録的大雨で水没したフェラーリ812コンペティツィオーネが「1億円以上」で販売中!Cロナウドも所有するブガッティ・チェントディエチが早くも販売!

「腐っても鯛」とは、まさしくこのことか

2024年4月16日、アラブ首長国連邦(UAE)を襲った記録的大豪雨。

過去75年間で最大の降水量を記録し、ドバイでは「たった1日で1年分以上」に相当する雨量となり、洪水によって家屋が浸水したほか、ドバイ国際空港では欠航が相次ぎました。

こうしたなか、道路も冠水して様々な車両が水没したわけですが、そのなかで世界限定999台のみ販売されたフェラーリ812コンペティツィオーネ(Ferrari 812 Competizione)もその被害を受けたものの、自走もできないのにとんでもない価格にて販売されています。


水没で再起不能ながらも、その価格は日本円で1億円超え

こちらが今回、UAEでの記録的大雨による大洪水で水没した812コンペティツィオーネ。

エンジン始動も不可能で、エクステリアだけでなく内装にも大量の雨水や泥などが浸入してしまいました。

ボディカラーは、オールブラックをベースにイエローのセンターストライプが追加され、足もとはブラックのホイール、そしてブレーキキャリパーはイエローに塗装されています。

内装は、エクステリア同様にブラックを基調としながらもイエローのアクセントが加味されたデュアルトーンタイプで、シート表皮はアルカンターラを採用しているとのこと。

ちなみにこの車両、新車価格では499,000ユーロ(日本円に換算して約8,674万円)なのですが、何と今回の販売価格は700,000ユーロ(日本円に換算して1.2億円)と新車価格の約1.5倍。

いくらフェラーリの特別モデルとはいえ、水没した再起不能の個体が新車価格の1.5倍にて転売されるのは”やり過ぎ”感はあるものの、それでもパーツ取りのために購入するユーザー、もしくは業者が存在するのかもしれません。

日本人オーナーも参加しているフェラーリ・カヴァルケード2024にて、早くも貴重なフェラーリが事故!

続いて、2024年7月1日より開催されているフェラーリの特別なツーリングイベントとなるフェラーリ・カヴァルケードについて。

本イベントは、イタリア・ベニスをスタートし、しかも日本人オーナーも参加するほどの人気イベントなのですが、何とツーリングイベント初日から貴重なフェラーリモデル4台が事故でリタイアしています。

超希少なラ・フェラーリが事故!修理費用もとんでもない額

まずは世界限定499台+1台のみ製造されたラ・フェラーリ(LaFerrari)。

上の画像にある通り、リアエンドのバンパーが損傷していることが確認でき、初日でイベントをリタイアしています。

ちなみにこの事故は、ラ・フェラーリがバックした際に不注意で損傷したわけではなく、どうやら追突された後。

ラ・フェラーリは希少なモデルということもあり、パーツ代もとんでもない費用が発生することで有名ですが、リアバンパーの修理費用が約63,000ドル(日本円に換算して約1,100万円)、テールライトだけで約1,000ドル(日本円に換算して約16万円)、そしてフロントバンパーアセンブリは約42,000ドル(日本円に換算して約675万円)かかるそうです。

まさかの炎上でリタイアとなった296GTB

そしてこちらは、ベニス郊外にてリアミドシップエンジンから発火した296GTB。

こちらは全焼する前に消火されたものの、もちろん自走できずにそのままリタイアしています。

高速道路でスリップしたSF90ストラダーレと296GTB

そして最後は、イタリア北部へと向かう途中、高速道路にてSF90ストラダーレ(SF90 Stradale)と296GTBがクラッシュし、もちろんその場でリタイアしています。

おそらくは、雨天による影響で路面が滑りやすくなっていたため、いずれかの車両がスリップしたのではないかと云われています。

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