Evoluto AutomobiliがフェラーリF355をレストモッド!「200点以上の改良&新規パーツ」が使用されたV8エンジン搭載で426馬力を発揮!更に信頼性や走りも向上へ

よりパワフルに、より安心して乗れるフェラーリF355のレストモッドプロジェクトが始動

イタリアチューナーのEvoluto Automobili(エヴォルート・オートモビリ)が、フェラーリF355をベースにしたレストモッドプログラムを導入したことが明らかとなりました。

Evoluto Automobiliといえば、以前フェラーリ348をベースにしたアップデートモデルを発表しましたが、今回は更にトータルパフォーマンスを高めたF355をベースにレストモッド。

レストモッドとは、レストアとモディファイを組合せた言葉で、内外装デザインの変更だけでなく、ベースとなるV8エンジンを大幅に改良してパフォーマンスと信頼性を大幅に向上させています。


一見するとスタンダードなF355と大きく変わらないようにも見えるが…?

こちらが今回、Evoluto Automobiliが公開したF355のレストモッドモデル。

今回のレストモッドプロジェクトは、「先進的なドライビング・ダイナミクスと最先端のテクノロジー、そしてクラスを再定義するエンジニアリングを組合わせることで、象徴的な1990年代のイタリア製スーパーカーを再創造する」プログラムとなっています。

Evoluto曰く、今回のモデルは「最高のアナログのドライビングプレジャーを提供するよう設計」されているとのことで、見た目は可能な限りF355と分かるように純正感をキープ。

ただその一方で、純正では採用されていないCallum Designs製となる新開発のカーボンファイバーボディが採用され、現代のスポーツカーに見られるようなアクセントも。

旧世代フェラーリには無いLEDを採用

一見すると変更点に気づきにくいところですが、このモデルには、より大きな吸気口とモダンデザインのスプリッターを備えたフロントエンドを採用。

これらに加えて、ポップアップLEDヘッドライトとLEDデイタイムランニングライトを採用するなど、旧世代フェラーリには無かった機能を現代的な解釈で採用するところがレストモッドの魅力の一つ。

こちらはリアデザイン。

新デザインのサイドミラーやフラッシュマウントドアハンドル、モダンな雰囲気の片側2灯式となる丸形LEDテールライトが採用され、過去と未来を上手く融合。

Evolutoは、今回のモデルに関してはあまり具体的な情報は展開していないものの「完全に新しいインテリアを備え、顧客がカスタマイズできる幅広いオプションをラインナップしている」とのこと。

インテリアもモダンテイストながら現代的でスポーティ

そしてこちらがインテリア。

左ハンドルではなく右ハンドルというのも身近に感じるところ。

車内には、カーボンファイバーアクセントのオーナメントパネルや、メタリックなアクセントが加味され、更にレザーとマイクロファイバーの室内装飾が施されたモダンなキャビンを演出。

手引き式のハンドブレーキがサイドシルとシートの間に設けられているのは旧世代フェラーリの特徴の一つ。

トランスミッションは、旧世代同様に6速MTを搭載するも、改良型へと変更されているため、シフトフィールは大幅に向上しているそうです。

それにしても…このメカメカしさが旧世代フェラーリの良さであり美しさの一つでもあるため、Evolutoのフェラーリに対するリスペクトもしっかりと伝わってくるところ。

2ページ目:レストモッドされたF355のV8エンジンは、新規&改良型のパーツが200点以上もある?