世界的ブルスク問題でローン審査不可に?一部改良版・新型ランドクルーザー300発表遅れ?一方でランクル250は納車ラッシュ…トヨタが2024年7月19日時点での最新工場出荷目途を更新
不正問題で発表・発売が遅れる一方で、今度はWindowsのブルースクリーン問題も絡んでいる?
トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途ですが、今回は2024年7月19日時点での最新工場出荷目途が更新されています。
今回も、いつもの通り工場出荷目途の中身をチェックすると共に、トヨタのラインナップモデルの最新情報も見ていきたいと思います。
この他にも、2024年7月19日の午後から世界的に発生しているWindowsのブルースクリーン問題が何かと大きな騒ぎになっていますが、この原因によりトヨタディーラーでも大きなトラブルが発生しているようです。
当初は2024年12月に発表予定だったが、発表時期が遅れる恐れも?
まずは、2024年12月に発表予定となっている一部改良版・新型ランドクルーザー300について。
本モデルに関しては、2021年モデルの先行予約組、もしくは2021年8月発売直後の注文を対象とした未納ユーザーのために準備された改良モデルで、現時点で新規ユーザーを対象に「新規の受注受付け」は対応していないとのこと。
ちなみにこのランクル300に関しては、2021年モデルから2025年モデルへと受注をスライドさせるというものですが、どうやら私がお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、2024年12月の発表が遅れる恐れがあるとのこと。
詳細は明らかになっていませんが、型式指定における不正問題が影響しているのかもしれないですし、単純に2021年モデルの生産・出荷・登録が当初の予定よりも遅れていて、今後の納期にも影響しているのかもしれません。
この点は、今後未納ユーザーへの対応と共に明らかになるかと思いますが、既に3万台以上もの国内向けのランクル300が納車されているにも関わらず、未だバックオーダー分が捌けていないことを考えると、4万台どころか5万台近くの国内向けの累計受注を抱えているのでは?との見方もありますし、仮に5万台の累計受注を獲得しているのであれば、これらのバックオーダーを捌き切るのに「あと何年かかるのか」がとても気になるところですね。
ランドクルーザー250はFirst Editionを中心に納車が進んでいる模様
続いては、2024年4月に発表・発売されたばかりとなる新型ランドクルーザー250。
2024年7月にディーラーオプションとなる丸目のヘッドライトが販売開始となってから、同月に一気に納車がスタート。
私がお世話になっている知人にも、丸目仕様に変更されたガソリンVX・First Editionが納車されていますし、他にもスタンダードグレードのガソリンVXやディーゼルZXの納車も進んでいるようです。
ランクル250は、ランクル300とは異なって生産台数が極端に絞られることは無いそうで、当初の納期スケジュールから大幅に短縮される可能性もあるとのこと。
特に、2025年3月までの各販売店に振り分けられた受注台数分に関しては、場合によっては2024年末までに生産を完了する可能性もあるとのことで、色んな意味で納期に悩まされることになるかもしれませんね。
世界的なWindowsのブルースクリーン問題により、トヨタファイナンスの審査が一旦ストップに?
続いて、2024年7月19日の13時以降、世界的に発生しているWindowsデバイスでのブルースクリーン(BSoD)エラー問題ですが、どうやら私がお世話になっているトヨタディーラーでは、トヨタファイナンスへのローン審査が通せない状態になっているとのこと。
ちなみにこの問題は、「CrowdStrike Falcon Sensor」に含まれるドライバー:csagent.sysによるものだそうで、CrowdStrike社より問題の発生を認める技術アラートが発表されています。
同社は、解決に向けて取り組んでおり、詳細がわかり次第顧客と共有するとしていますが、ブルスク問題が発生して4時間以上が経過した現在でも解消していないとのこと。
ちなみに「CrowdStrike Falcon Sensor」は、クラウドベースの総合セキュリティソリューション「CrowdStrike Falcon」のエージェントアプリなので、このソリューションは企業向け、政府向けをターゲットにしているため関係で、個人に影響を受けることは殆ど無いそうです。