テスラ・モデルYの認定中古車が納車された男性の末路。ボディはキズだらけでタイヤにはネジが刺さり、車内も汚れた最悪の状態→キャンセル不可で頭金も返金されず
メーカー公式の認定中古車といえど、ここまで状態の悪い個体は見たことが無い
何かと話題の中心にあるテスラ。
新型サイバートラック (Tesla New Cybertruck)の納期や転売問題に加え、様々なトラブルがSNSにて報告されたとしても、それらの話題性もある種のPR活動の一つになっており、しかも継続して売れ続けているのも驚き。
なおテスラが大きく話題となっているのは、上記のサイバートラックやドライビングサポート技術のオートパイロットが挙げられるかと思いますが、今回話題となっているのはテスラ公式認定中古車。
画像が掲載されていない認定中古車のモデルYを購入したオーナーによれば、納車されたときにはエクステリアだけでなく内装も汚れており、更にはタイヤにはクギが刺さっているなど、「本当に認定中古車と呼んで良いレベルなの?」と思わせるほどにお粗末な仕上がりになっているそうです。
そもそも認定中古車って何?
テスラのお粗末な中古車両をチェックする前に、そもそも認定中古車とは何なのでしょうか?
従来のネクステージやウィーカーズ (We Cars)などの大手中古車会社が販売している中古車両とは異なり、この認定中古車は「第三者機関が車両コンディションを点検することで、品質を保証した車両」のことを指すわけですが、その多くは自動車メーカーの正規自動車ディーラーが取り扱うことがほとんど。
例えばレクサスであれば、正規ディーラーにてCPOとして販売しているわけですが、こうした認定中古車の主な特徴には「故障やトラブルのリスクが低い」ことや「メーカー保証が付くことが多い」「一般的な中古車販売会社に比べて品質が高い」といったことが挙げられます。
つまり、世間が思う認定中古車は「品質の高い中古車」というイメージが付いているのですが、今回のテスラの例は全く当てはまらず、おまけにインターネットでは実車画像すら掲載されずに販売されていたとのこと。
アメリカ大手の掲示板サイトRedditによると、認定中古車のモデルYを購入した人物は、まずテスラ公式アプリもしくはホームページから、お目当てのモデルYを検索し、希望とするボディカラーや年式、走行距離からヒットした車両を検索。
ただ、特定の車両は画像が一切掲載されていなかったため、どのような内外装のコンディションなのかはわからなかったんですね。
このユーザーは、他に要望を満たす車両が見当たらなかったために、仕方なく実車画像が掲載されていない個体を購入することになるわけですが、これが最悪の事態を招くことに。
認定中古車を購入するとなると、予約金500ドル+輸送料500ドルの合計1,000ドル(日本円に換算して約15万円)支払う必要があるわけですが、オーナーは何の疑いもなく1,000ドルを支払うことになります。
少々不安の残るユーザーですが、どうやらこれらの認定中古車は「テスラ指定の検査プロセスを通過する」とのことで、良質なモデルであることを信じて納車を待つことに。
しばらくして、無事オーナーに納車されたのは2022年式&保証期間内のモデルYなわけですが、いざ実車を拝見してみると、その車両は「とても公道を走れるような状態ではなかった」んですね。
果たしてどんな状態でユーザーに納車されたのでしょうか?