えっ、5ドアジムニーことスズキ新型ジムニーノマドが早くも中古車サイト・カーセンサーにて転売?総額は430万円と新車価格よりも1.5倍以上

実際にはインド市場向け5ドアジムニーの並行輸入モデルだが、それでも400万円超えは割高だな…

2025年1月30日に発表され、同年4月3日に発売予定となっているスズキ新型ジムニーノマド (Suzuki New Jimny Nomade)。

前回のブログでもお伝えした通り、本モデルが発表されて僅か5日で全国約5万台の受注が入ってしまったために、CAFE規制などの絡みもあって(発売前に)受注停止になってしまいました。

そんなジムニーノマドですが、当初は2025年2月15日より全国を対象とした先行展示会が開催される予定でしたが、受注停止の影響で先行展示会も中止に。

転売目的で購入されている方も多いでしょうから、中古車市場でも確実に新車総額よりも高額値で取引される可能性が高いと思いますが、何と早くも中古車サイトカーセンサーにて販売されているようです。


確かに「ジムニーノマド」と記載された個体が販売中!

こちらが今回、中古車サイト・カーセンサーにて出品されているスズキ新型ジムニーノマドと思われる個体。

ホームページ上には、確かに「ジムニーノマド」と掲載されていますが、並行輸入モデルであることから、厳密にはインド生産&インド市場向けとして販売されている5ドアジムニーである可能性が高く、それをジムニーノマドとしてカーセンサーにて販売しているのだと思われます(SEO対策も含めての販売っぽいな…)

ちなみに、この個体を販売しているのは、石川県白山市を拠点としている有限会社 城田自動車さん。

ボディカラーはインド市場向けのネクサブルー

改めて5ドアジムニーの中古車を見ていきましょう。

ボディカラーはNEXA Blue(ネクサ・ブルー)だと思われ、トランスミッションは4速AT[4WD]モデル、年式は2024年式ですが、車検有無が2027年11月なので、2024年11月登録されてから3か月ほど経過しての販売ということに。

なお走行距離は僅か35kmなので、ユーザーもしくは城田自動車さんが並行輸入で購入されたものだと思いますが、本物の日本市場向けのジムニーノマドとは異なり、おそらくは正規スズキディーラーへの入庫はできないのではないかと予想されます。

カーセンサーでの販売価格は総額430万円

こちらはリアクォータービュー。

リアテールゲートには”NOMADE”のネームバッジはありませんし、なぜかナンバープレート隠しは”BEST CAR(ベストカー)”。

なお、車両本体価格が418万円(税込み)で、諸費用など込みでの総支払額が430万円(税込み)となるため、実際のジムニーノマドの新車価格に比べると明らかに割高なのがわかりますね(実際に城田自動車さんはいくらで購入したのかは不明ですが…)。

日本仕様のジムニーノマドでもディーラーオプション盛り盛りで約350万円

参考までに、実際に日本で販売されるジムニーノマドのグレード構成は「FC」のモノグレードで、トランスミッションは5速MTと4速ATの2種類をラインナップ。

5速MTが2,651,000円(税込み)、4速ATが2,750,000円(税込み)になるため、ここからディーラーオプションや諸費用を足し合わせても300万円~350万円になるため、今回の5ドアジムニー(4速AT)は日本仕様に比べると高め。

5ドアジムニー Alphaの車両本体価格は日本円で約261万円

並行輸入モデルである以上は当然といえば当然ですが、一番気になるのはこの価格帯で本当に売れるのかどうか?ということ。

ちなみに、今回のインド市場向けとなる5ドアジムニーですが、城田自動車さんの情報によると上位グレードAlpha(アルファ)×4速ATなので現地での車両本体価格は1,480,500ルピー(日本円に換算すると261万円)。

先程の日本仕様のジムニーノマド・FCグレード[4AT]に比べると安価ではありますが、この価格帯で購入する方はごく一部の可能性が高そう。

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