何と価格は10億円!日本人オーナーに唯一納車されてデヴェルモータース・デヴェルシックスティーンの実車を見てきた!圧倒的な存在感で子供から大人までが釘付けに
岡山輸入車ショウ2025の目玉モデルともいえる中東ドバイ発のハイパーカー
2025年2月22日~23日まで、コンベックス岡山にて開催された岡山輸入車ショウ2025。
本イベントでは、岡山にある輸入車ディーラーを始め、マクラーレンやベントレー、アストンマーティンといったスーパーカーディーラーも出展し、更にはゲスト出展として、福岡県を拠点とする芝浦グループホールディングスのグループ企業・ニューガイアエナジーより、デヴェルモータース・デヴェルシックスティーン (Devel Motors Devel Sixteen)が展示されました。
今回、この実車を間近にて拝見してきましたのでインプレッションしていきたいと思います。
その価格は約10億円!世界に一台しか納車されていない幻のデヴェルシックスティーン
こちらが今回、芝浦グループより出展されたデヴェルモータースのデヴェルシックスティーン。
芝浦グループの元会長でもある故 新地哲己 氏が購入した、ドバイ発となる新世代エキゾチックカーですが、その価格は約10億円で、しかもこうした一般公開は日本初とのこと。
デヴェルシックスティーンの開発始動及びプロトタイプが公開されたのは2013年で、本モデルに搭載されるのは排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジン。
理論上での最高出力は5,000ps以上を発揮、そして推定最高速度は560km/hにまで到達すると言われています。
しかしながら、実質的に市販化され、芝浦グループに世界第一号として納車された個体は「開発関係の絡み」でシボレー・コルベットC8ベースとなる排気量6.2L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力2,029ps/最大トルク1,604Nmを発揮。
デヴェルシックスティーンは「大人の事情」により公道走行ができない模様
芝浦グループによると、現時点ではV8ツインターボエンジンが搭載されたデヴェルシックスティーンが納車されたものの、今後開発を重ねることでV型16気筒エンジンを搭載するモデルにアップデートされるかもしれないとのことですが、その時期などは一切不明。
おまけに、このモデルの構造や排ガス・騒音規制など、様々な観点から公道走行することが難しいとのことで、今後はイベント出展や、新事業に向けたイベントショーファーカーとして使用される可能性があるようです。
見た目だけでなくサイズ感も規格外
なおデヴェルシックスティーンのボディサイズは、全長5,298mm×全幅2,315mm×全高1,197mmととにかくワイド&ロー。
昨今のスーパーカー/ハイパーカーとは一線を画すエクストリームな見た目であり、デヴェルモータース社長 兼 CEOのMajid Al Attar (マジッド・アル・アッタール)氏も、「人が車を選ぶのではなく、車が人を選ぶのだ」と語る通り、まさに選ばれしオーナーに与えられた悪魔の車といったところでしょうか。
ドアが上に開く車こそが、昔からのスーパーカーなのかもしれない
ドア開閉はディヘドラルドアが採用され、ドアが上に開いた瞬間に周りのギャラリーからも「おぉ~」とどよめき。
やはりドアが上に開く車こそスーパーカーの本来あるべき姿と言いますから…
本イベントに参加していた子供たちが笑顔で興奮しながら写真を撮っている姿を見ると、芝浦グループから目標とするスローガン「子供たちに夢を」が詰まっているんだなぁと思う所。
なお芝浦グループを始めニューガイアエナジーでは、今後もスーパーカー/ハイパーカーを使った独自のイベントを開催していく計画があるそうですが、直近でのスケジュールは今のところ不明。
今回の岡山輸入車ショウに出展したのも2年ぶりなので、今後もイベント活動に向けて精力的に取り組んでいかれるのではないかと予想されます。