車系YouTuberによる指摘で大炎上したホンダ新型フリードの後部座席フロア形状問題について。「本当に指摘の問題は起きたのか?」実際に販売店にて取材・調査してみた

早いもので、私のフリードも納車されてもうすぐ1年が経過しようとしている

2024年6月に私に納車されて、もうすぐ1年が経過するホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)・3列6人乗り[2WD]。

今回は、本モデルで何かと話題になった2列目(後部座席)のフロア形状問題について触れていきたいと思います。

この他にも、フリードのちょっとした不満ポイントについてもインプレッションしていきたいと思いますが、この不満ポイントが将来的に改良されるのかどうかも考えていきたいと思います。


何かと話題になった後部座席のフロア形状問題について

まずは、過去に車評価系YouTuberの指摘によって大炎上したフリードの後部座席のフロア形状問題について。

この形状問題は、後部座席の足もとのフロア面が前傾になっているために、足が突っ張ってしまって負担が大きくなり、長時間乗れないというもの。

そしてもう一つが、運転席下部にストッパーが無いために、例えば後部座席に座っている乗員が飲んでいるペットボトルが落ちてしまったり、子供が持っているボールや小物類などが落ちてしまって前方に転がってしまったときに、運転席下部のフロアを通過して、運転席の足元もしくはペダル付近にペットボトルやボール類が侵入してきて事故の原因になる、といった指摘があったわけですが、実はこの解説には見落としがあったんですね。

全てのグレードが同じ形状ではなく、あくまでもガソリンモデルのみの話

YouTuberが指摘していたのは、3列7人乗りのガソリンAIR EXだったわけですが、実はハイブリッドe:HEVモデルになると、運転席下部に電動モーターを搭載する関係で、上の画像の通りストッパーの役目を果たすわけですね。

従って、e:HEVモデルの場合は、後席に座る方がペットボトルやボールを落としたとしても、運転席の下部にこれらの異物が入り込むスペースはないため、先ほどのような事故に発展するようなリスクは抑えられているため、必ずしも「全てのフリードで起きる事象ではない」ということに注意してください。

YouTuberの指摘では、あたかも「全てのフリードで同じことが起きる」ような指摘をしていますが、最も売れ筋のe:HEVではこうした問題は起きないのでご安心を。

実際にホンダディーラーにも、ガソリンモデルで異物が侵入するような問題は起きているのか取材・調査することに

今回YouTuberが指摘した問題について、本動画が公開されたのは2024年11月下旬になるため、かれこれ半年以上が経過したわけですが、あれからガソリンモデルでYouTuberが懸念していた問題は起きているのか?早速いつもお世話になっているホンダディーラー4店舗にて取材させていただくことに。

ホンダディーラー4店舗にて、指摘のあった該当動画を閲覧していただき、既に販売店で納車しているガソリンモデルの新型フリードを所有するオーナーさんを対象にアンケートを実施。

ちなみに、2025年6月中旬時点で、全4店舗にて納車しているガソリンタイプのフリードの台数は以下の通り。

店舗A:13台

店舗B:8台

店舗C:11台

店舗D:8台

以上の通り、私がお世話になっているホンダディーラー4店舗において、ガソリンモデルのフリードを納車しているのは全40台。

幸いにして、これら全ての車両がホンダディーラーにて点検を受けているとのことなので、各種点検のタイミングでアンケートに協力していただきました(ご協力いただきありがとうございました)。

気になるアンケート結果は?

アンケートの結果として、全40台のうち、後席からペットボトルやボールなどの小物類が運転席の足もとに侵入してきた例は0件だったことが明らかに。

本アンケートに回答していただいた方の多くが、「ペットボトルやボールなどのような小物を落とすようなことが無かった」という回答がほとんど。

「ペットボトルや小物類を落としたことがある」といった回答もあったが?

ただ、このアンケートには続きがあって、「運転席の足もとに小物類が侵入してくるような例は0件」だったものの、「ペットボトルを落としてしまったことがある」といった回答が何件かあり、その全てが「運転席の足元には到達しなかった」という興味深い回答だったんですね。

つまり、運転席シートの下部に隠れるようにペットボトルが止まっていたそうで、後方から意図的に運転席の方へ(強めに)転がしていかないと「運転席まで転がっていかない可能性がある」とのことでした。

結果として、足もとに小物類が侵入せずに事故につながらなかったことは良かったのですが、それでも運転席の下部に侵入してしまったことは、「いつ」「どのタイミング」で運転席の足もとに侵入しても不思議ではないため、そういった意味では課題とすべきポイントなのかもしれず、場合によってはディーラーオプションやDIYでストッパーなどを設けるなどの工夫が必要になるかもしれませんね。

2ページ目:新型フリードの予防安全装備はやっぱり課題多め?