【テロップ詐欺?】最高時速496kmは本当か?BYDの3,000馬力超えEVハイパーカー・ヤンワン新型U9エクストリームの恐るべき中身

中国BYDグループが、とんでもないハイパーカーを発表してしまった

中国はBYDグループの高級ブランドでお馴染みとなる楊旺(ヤンワン)が、ピュアEVハイパーカーの新型ヤンワンU9エクストリーム (YANGWANG U9 Xtreme)を正式に発表・発売しました。

このモデルは、スタンダードモデルとなるヤンワンU9の改良型をベースにしたハイパフォーマンスモデルで、内燃機関を一切採用しない100%電気自動車。

効率的な空力パッケージに加え、トライモーターよりも強力な4モーターシステムを採用することにより、システム総出力は3,019ps(2,220kW)を発揮します。

しかも、このモデルはドイツ・ニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェでのラップタイム記録や、最高時速記録なども市販車としては最速記録を更新しているそうです。


世界限定30台のみの特別なピュアEVハイパーカー

こちらが今回、ヤンワンが世界限定30台のみ発表・発売した新型U9エクストリーム(中国カーメディアAutohomeより引用)。

その見た目は公道を走るスーパーカーというよりも、サーキット向けのレーシングカーそのもので、ヘッドライト意匠も含めて過激且つエクストリーム。

ヤンワン曰く、このモデルは見た目がエクストリームなだけでなく、パフォーマンスも従来のスーパーカーやハイパーカーとは一線を画すモデルなのだそう。

ちなみにこのモデル、現時点でどのようなユーザーに販売するのか、具体的な車両本体価格まで公開していないため、もしかするとユーザーだけに極秘で情報公開されるのかもしれません。

最高時速はブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+よりも更に上

ヤンワンU9エクストリームは、ドイツ・ATPテストコースにおいて最高時速496.22km/hを記録したとのことで、この記録はブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+で叩き出された490.484km/hよりも6km/h近く上回っています。

ただ、この最高時速の記録に関しては、ヤンワン公式がYouTube等の媒体を使った動画公開したわけではなく、あくまでもテロップでしか公開していないので、本当に実現できたかまでは不明。

なお参考までに、各自動車メーカーが公式公開している最高時速ランキングは以下の通り。

1位:ヤンワンU9エクストリーム・・・496.22km/h

2位:ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+・・・490.48km/h

3位:SSCトゥアタラ・・・474.8km/h

4位:ブガッティW16ミストラル・・・453.91km/h

5位:ケーニグセグ・アゲーラRS・・・447.19km/h

6位:アスパーク・アウル SP600・・・438.73km/h

7位:ヘネシー・ヴェノムF5・・・437.00km/h

8位:ヘネシー・ヴェノムGT・・・435.31km/h

9位:リマック・ネヴェーラR・・・431.45km/h

10位:ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・・・431.07km/h

11位:ケーニグセグ・ジェスコ・アブソルート・・・412km/h

12位:SSCアルティメット・エアロTT・・・411.76km/h

13位:マクラーレン・スピードテール・・・403km/h

【追記】DPCcarsが、YouTubeにて遅れて公開しました

ニュルブルクリンクサーキットのラップタイムは、ピュアEVスーパーカーのなかで3番目に速い

そしてこちらも注目してほしいのが、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェでのラップタイム記録。

何と6分59.157秒を記録したとのことで、これはピュアEVスーパーカー/ハイパーカーカテゴリーでは3番目に速い記録となりますが、最も速いのはシャオミSU7ウルトラの6分46.874秒となります。

参考までに、過去これまでにノルドシュライフェにて更新されたラップタイム記録トップ5は以下の通り。

1位:メルセデスAMG ONE・・・6分30.71秒

2位:ポルシェ911GT2 RS MR・・・6分43.3秒

3位:シャオミSU7 ウルトラ・・・6分46.874秒

4位:メルセデスAMG GTブラックシリーズ・・・6分48.047秒

5位:ポルシェ911GT3 RS(992世代)・・・6分49.328秒

ヤンワンU9エクストリームは何が特別なのか?

ちなみにU9エクストリームは、元々U9トラックエディション (Track Edition)と呼ばれるグレードだったわけですが、以下のようなダウンフォース量を強化する専用パーツも全て備わっていることから、エクストリームへと変更されました。

★大型フロントリップスポイラー

★下向きにカーブしたサイドパネルレイアウト

★フロントフード(デュアルスルーデザイン)

★セミサラウンドLEDデイタイムランニングライト

★大型カーボンファイバー製グースネックスポイラー

★フロントショベル

★ボディサイズは全長4,991mm×全幅2,029mm×全高1,351mm、ホイールベースは2,900mm

こちらはサイドビュー。

フロントフェンダー位置が高く、後方まで伸びるウエストラインがリアホイールアーチと相まってうねりのあるパターンを描くなど、クラシックなスポーツカーの流線型デザインを特徴としています。

最高時速500km/hにまで耐えうる特別なタイヤを装着

ちなみに足もとには、標準装備の20インチダブル5スポークホイールに、前後共通となる325/35 ZR20インチ(112Y)タイヤを装着。

そして注目すべきは、このタイヤが楊旺(ヤンワン)汽車と吉特タイヤが共同開発した高性能セミスリックタイヤ「GitiSport e·GTR2 PRO」であること。

これは、中国初の最高速度500km/hに対応する高性能セミスリックタイヤで、更に新型車はより強力なチタン合金製ブレーキキャリパーと最適化されたカーボンセラミックブレーキシステムを備え、ブレーキ面積を拡大するとともに放熱効率も向上させています。

このリアウィング、日本だと車検通らないだろうな…

リアデザインも見ていきましょう。

リアエンドには、多層構造の鱗状(ルーバー)となるリアウィンドウと大型カーボンファイバー製グースネックスポイラーを採用。

日本だと、高確率で車検に通らないであろう巨大リアウィングですが、ポルシェ911GT3 RS (992世代)のように「ルーフキャリア」という扱いにすれば、ガバガバで通る可能性は高そう。

テールライトは二段式で、上向きのロゴで繋がっています。

そしてリアエプロンには、大型の二層式ディフューザーが装備され、リアアクスルの接地効果とダウンフォースをさらに高めています。

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