こんなことがあった。ホンダ新型プレリュードに乗っていると「おじ様からナンパされる」不思議。旧オーナーの超辛口評価と、実車で判明した気になる点
新型プレリュードのちょっとした魔力？やたらおじ様方からナンパされる
2025年9月に私に納車された、ホンダ新型プレリュード (Honda New Prelude, BF1)。
本モデルが納車されて1週間が経過しましたが、走行距離も900kmを突破し、少しずつこの車の良さや特性などもわかってきました。
ちょっとした街中移動でも活用しているプレリュードですが、この車が納車されてから起きる出来事が、60代以上のおじ様方からナンパされるということ。
つまりは、旧世代プレリュードを乗ってきた元オーナー様や現オーナー様から声をかけられることが多く、それだけ新型プレリュードは、おじ様方から注目されているモデルなのかもしれません。
ちなみに、スポーツカーに乗っていておじ様方から声を掛けられることは日産フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)以来で、何れも「昔Zに乗っていた」「昔プレリュードに乗っていた」という方が多いように感じられます。
とにかくおじ様方からの質問攻めが多い
ショッピングセンターや道の駅に向かう際も、プレリュードを活用している私ですが、これまで出先で、おじ様にナンパされた際に聞かれた質問や話した内容は以下の通り。
おじ様：新型プレリュード初めて見た！まさか実車をこんなに早く見ることができるなんて…
私：有難いことに、ホンダディーラーさんの頑張りのお陰で早く納車されました
おじ様：これ600万円超えるんでしょ？誰がこんな車買うんだろうと思ってたけど、買う人は買うんだねぇ
私：確かに約618万円は良い金額ですが、このご時世に2ドアクーペのハイブリッドは中々売れないですし、欧州メーカーが販売していたらもっと高くなっていたかもしれませんね
おじ様：この車、600万円の価値ってある？乗ってみて楽しいの？ハイブリッドでしょ？
私：まだそこまで沢山走らせたわけではないので、まだまだわからないことだらけですが、走りはとても安定していて楽しいですよ。燃費も良いですし、一般道やワインディング、高速でも十分パワーはあるので走り甲斐はあると思います
足回りはシビックタイプR (FL5)譲りだが、ブレーキシステムはFL5と全く別物
なかには、ちょっとマニアックなおじ様からも声をかけていただくこともあり、その方からは「シビックタイプR (FL5)と同じサスペンションみたいだけど、ブレーキも同じぐらい効くの？」という質問も。
この質問に対する回答はシンプルで、確かにどちらもブレーキングは強めですが、簡単に答えてしまえば「両車ともに全くの別物」。
FL5の場合は、油圧でのブレーキングシステムを採用している一方、プレリュードは電気信号による電動サーボを採用しています。
ちなみに、シビック e：HEV (FL4)に搭載されているブレーキシステムも電動サーボシステムを採用しているので、ブレーキのフィーリングとしてはシビック e：HEV (FL4)そのもの。
もちろん、ブレーキのレスポンスやフルブレーキによる制動力などを考慮すれば油圧の方が上ですが、公道では十分に持て余すほどなので、電動サーボでも十分。
そう考えると、サスペンションはFL5で、ブレーキング性能はFL4という良いとこ取りをしているのがプレリュードではあるものの、「プレリュードはサーキットに不向き」ということを考えると、同じぐらいのブレーキは効かない、という回答になってしまいます。
ただ先ほどもお伝えした通り、プレリュードの性能は公道でも十分すぎるぐらいで、この性能を最大限に活かすことは難しいところ。
そのため、プレリュードは「羊の皮を被った狼」として、十分なマージンを持たせて優雅に走るというのが、この車の最大の魅力なのかもしれません。
やはりおじ様からの評価は超辛口
この他にも、おじ様から「ちょっと乗せてよ」とお願いされることもあり、特に急ぎの予定などが無ければ対応することも。
おじ様からの感想としては…
●昔のプレリュードとは全くの別物だね
●なんでシフトがスイッチ式なの？運転しづらいじゃん
●見た目も含めて、中身も塊感があってプレリュード本来の線の細さが無くなってしまった
●高級感はあると思うけど、600万円はさすがに高過ぎる
●ドア開けにくいんだけど
と、とにかく辛口評価でプレリュードの良さを語らずして、そのまま車から降りるおじ様が多め。
やはり、昔の年代のプレリュードを知っている方々からすると、そのときのプレリュードのコンセプトやデザインが染みついているため、現代のプレリュードは受け入れられないのかもしれませんね。