レクサスの『サービス改悪』が止まらない?6ヶ月点検廃止だけでなく、『洗車サービス有償化』『ラウンジ利用制限』の裏に、オーナー急増と一部利用者の品位欠ける行為

レクサスのサービス品質もいつの間にか大きく変化してきた

さてさて、私が所有するレクサスIS500 F SPORT Performanceが納車されて、もうすぐ2年半が経過するため、その前にいつもお世話になっているレクサスディーラーにて30か月点検をお願いすることに。

この点検は、新車購入・契約時に必ず付帯されるディーラー点検になるわけですが、言い換えれば新車購入すれば初回車検を含まない点検は「全て無料」ということになります。

その無料点検も、今回の30か月点検で最後となり、次回の初回車検より初めて有償にて点検することになります。

しかしながら、そんなメンテナンスサービスやディーラーサービスも年々変化しており、私が初めて購入したCT200h F SPORTのときのサービス内容に比べると「無償だったものが有償に」「これまでサービスされていたものが廃止に」といったことが増えてきました。

今回は、そんなレクサスディーラーでのサービス内容の変化について見ていきたいと思います。
※販売店によってサービス内容が異なるところもありますので、予めご了承ください


レクサスケアメンテナンスプログラムの改悪

まずは、ディーラーのサービス内容改悪ではなく、メーカーとしてのサービス内容改悪についてですが、レクサスケアメンテナンスプログラムが改悪してしまったということ。

これは前回のブログでもお伝えした通りですが、2024年10月より新しく登録されたレクサス車両より、改変後のレクサスケアメンテナンスプログラムが適用されるようになりました。

具体的には、これまで6か月/18か月/30か月点検が付帯されていましたが、改変後はこれらの点検が廃止となり、納車後初回1か月点検と、12か月法定点検が2回となる、計3回の点検のみになってしまいました。

これにより、レクサスディーラーへと訪問する頻度、オーナーズ専用ラウンジを利用する頻度も大きく減ってしまうわけですが、それ以上に残念なのは、レクサスケアメンテナンスプログラムの中身が少なくなるからと言って、車両本体価格が安価にならないということ。

つまりサービス品質向上よりも、昨今の物価高や人件費、物流費の高騰による大幅な値上げを抑えるための戦略として、改悪せざるを得なくなってしまったのかもしれませんね。

ただその一方で、今回のサービスプログラムの改悪により、「6か月点検などしなくても、十分車の品質や耐久性、信頼性は担保できる」ということを証明しているようなものなので、「それなら最初から6か月点検を受ける必要などなかったのでは?」と考える方も少なくないかもしれませんね。

洗車サービスが無料ではなくなった

続いては、洗車サービスが無料ではなくなったということ。

これは全国の販売店が対象なのか、一部の販売店が対象なのかは不明ながらも、少なくとも私がお世話になっているレクサスディーラーでは、レクサスオーナーであろうとも、車種に関係なく洗車サービスは全て有償扱いとなり、場合によっては洗車のみの対応すらも拒否される場合があります。

なお洗車サービスに関しては、私がお世話になっているレクサスディーラーだと「1回あたり●●●●円」という金額設定ではなく、年間チケット(12枚分で12,000円税込)を購入しないと洗車できないという不思議なルールが設けられています。

当然のことではありますが、洗車を依頼する場合は事前に予約必要で、”フラッ”と立ち寄って「洗車お願いします」と依頼しても、販売店からは「本日は点検などでいっぱいなので、洗車の対応はできかねます」と回答されることがほとんどなので注意。

あと、ディーラー点検の際には「無料洗車サービス」が付帯されますが、基本的には洗車機にかけて拭き上げる作業になるので、手洗い洗車以外を好まない方からすると、先ほどの年間チケットの洗車サービスもあまりおススメできないのが正直なところです。

2ページ目:オーナーズラウンジの制限や、イベントを廃止する販売店も