マイナーチェンジ版・日産の新型セレナ (C28)はシートヒーター&ワイヤレス充電廃止、燃費悪化で改悪ラッシュ?一方で新型エルグランド (E53)の先行パンフで新発見も
今回のマイナーチェンジは、どうしても改悪が目立ってしまう
2025年12月に発表、2026年2月に発売予定となっている、日産のマイナーチェンジ版・新型セレナ (Nissan New Serena, C28)。
前回のブログでは、本モデルにて採用される装備採用や、廃止される装備・オプションなどを詳しく紹介していきました。
今回は、そんなマイチェン版セレナの更にマニアックな装備内容を深堀りしつつ、装備やオプションが廃止される残念ポイント、更には改悪ポイント等を見ていきたいと思います。
非ハイウェイスターのXVグレードが大幅改悪

まずは、非ハイウェイスターとなるXVグレードについて。
こちらは、いわゆるノーマルボディの上級グレードになるわけですが、今回のマイナーチェンジによりXグレードに集約されるとのこと。
2025年9月に一部改良された、トヨタ・ノア/ヴォクシーのように、ノアのノーマルボディであるGグレード/Zグレードが廃止となり、Xグレードのみになる流れと概ね同じ。
つまり、それだけ非ハイウェイスターのXVグレードの受注が少ない可能性が高く、一方でXグレードはレンタカー事業や法人車両として活躍の場を広げていることから、敢えてXグレードに集約させるのかもしれませんね。
シートヒーターなどの快適装備系のオプションも廃止

そんなXグレードへの集約により、XVグレードに設定されていた2列目ロールサンシェードや3列目からの後席用電動パワースライドドアスイッチ、プラズマクラスター機能が完全廃止となり、一気に質素な内容に。
その上、これも中々に衝撃的だったのが、ホットプラスパッケージとして設定されているフロント・2列目シートヒーターが廃止となり、更にセットメーカーオプションの一つとして設定されていたワイヤレス充電器も廃止となる見込み。
一気に装備内容を簡素化することで、材料費や物流費、更には人件費の高騰による車両本体価格の大幅値上げを回避する動きだと推測するも、これだけ充実した装備内容を廃止にしておきながら、最終的に車両本体価格が「高く」なる可能性が高いことは、多くのユーザーが納得しづらいところ(予防安全装備もアップデートされず、ルート減速支援や車線維持支援が廃止など、むしろ改悪が目立つ)。
それならば、まだ「質感を落とさずに車両本体価格を値上げ」するホンダの方が幾分かマシにも見える一方で、マイチェン前の初期型を購入したC28セレナの方がずっとお得なように感じられます。
なぜかガソリン/e-POWER共に燃費も悪化するC28セレナ

そして、こちらも注目したいのが燃費性能について。
今回の装備内容の改良に加えて、実はガソリンモデルとシリーズハイブリッドe-POWERの燃費性能も悪化する予定です。
具体的には、e-POWERモデルだと元々、WLTCモード平均燃費で18.4km/L~20.6km/Lだったものが、なぜか18.1km/L~20.3km/Lへと「0.3km/L」も悪化。
数値だけを見ると誤差の範囲内ではあるものの、燃料タンク容量が52Lなので、0.3km/L分の悪化だと15.6kmも短くなることに。

一方でガソリンモデルに関しても、13.0km/L~13.4km/Lという燃費性能でしたが、なぜか最も装備内容が少なく、車体重量も軽いXグレードのみ13.0km/Lに悪化するという不思議(0.4km/L悪くなく)。
現時点では、なぜe-POWERとガソリンモデルともに燃費性能が悪化するのか不明(トヨタのように上位グレードへと誘うための戦略?)。
本来、装備内容も省かれるのであれば、車体重量も軽くなって燃費性能は向上するものと思われますが、外部だけでなく内部も含めて悪化してしまうのは残念。
繰り返しにはなりますが、これだけの改悪がありながらも車両本体価格が値上げする可能性があるのは、これから購入を検討しているユーザーも中々納得できない部分ではあるものの、今の日産の稼ぎ頭である以上、できる限り値上げ幅を抑えるためには、これだけの装備レスにしないとメーカーとしての利益も確保できないほどに苦しい状況になっているのかもしれませんね。



