【日経が報道】ホンダN-BOXのEV版が2027年度に登場へ!黒船BYDラッコに対抗するスペックと価格は?2026年のビッグマイナーチェンジ内容も先取り

2025-12-21

遂に売れ筋のN-BOXがEV化へ

2025年9月にパーソナルピュアEV軽として発売された、ホンダ新型N-ONE e:。

2026年には、N-ONE e:をベースにしたAセグメント&ハイパフォーマンスホットハッチの新型スーパーワン (Honda New Super ONE)も発売される予定です。

こうしたなか、ホンダは次なる一手として、同社にて最も売れているN-BOXをベースにしたピュアEV版が「2027年度を目途に発売される」と報道されています。


中国BYDの新型ラッコを競合にしたピュアEV軽

国内メディア・日本経済新聞の報道によると、ホンダは2027年度を目途にN-BOXをベースにしたピュアEV版を販売する計画とのことですが、やはり直接的なライバルは中国BYDの新型ラッコ (RACCO)が濃厚。

ラッコは、2025年10月29日に東京オートサロン2026にて世界初公開されたピュアEV軽で、後席スライドドアを採用する一台。

2026年夏頃に日本市場向けとして導入予定で、内外装デザインも先行にて公開済。

BYDラッコは2種類のグレードを設定

元々BYDは、N-BOXやスズキ・スペーシア (Suzuki Spacia)、ダイハツ・タント (Daihatsu Tanto)、三菱デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini)、日産ルークス (Nissan New ROOX)といったスライドドアを採用する軽トールワゴンを対象に先手を打ってきました。

そんな新型ラッコは、現時点で2種類のグレードをラインナップ予定で、リン酸鉄リチウムイオン電池(LiB)を採用した独自の「ブレードバッテリー」を活用。

このブレードバッテリーの特徴としては、高い安全性と高エネルギー密度、構造強度の向上、温度管理システムの徹底など、日本ユーザーが懸念するポイントを解消したユニットでもあります。

なお具体的なバッテリー容量に関しては、ベースモデルで25kWh (航続距離 約240km)、ロングレンジモデルで40kWh (航続距離 約370km)を搭載するとのことで、価格帯も前者が249万円、後者が299万円とリークされています。

N-BOX EVが、BYDラッコにどこまで対抗してくるか

これに対してN-BOXのEV版に関しては、果たしてどのようなスペックで勝負してくるのかは気になるところですが、おそらくはラッコに対抗するレベルの航続距離と価格帯に設定してくるのではないかと推測(N-BOXが後発になるため、中途半端なスペックでは勝負してこないとは思いますが…)。

バッテリーに関しては、既に市販化されているN-ONE e:の29.6kWhバッテリーが流用される可能性もありますし、場合によってはラッコに対抗して2種類のバッテリーを準備してくる可能性も考えられそう。

航続可能距離に関しても、N-ONE e:では「295km」を実現しているため、これに近しい航続距離になることが期待されますが、一方でヒートポンプを採用していないこともあり、冬場のエアコンやシートヒーターなどを活用した際の航続距離の減りも顕著なので、実用面でのカバーがどこまで行き届くのかも気になるところ。

軽の絶対的な王者からBEVが登場すれば、BEVがより身近なものになる

何れにしても、ピュアEV軽の最大の敵は冬場でもあるため、内燃機関とは異なる冬場の耐久性や信頼性、そして実用性という点でユーザーに受け入れられるのかも大きな課題になりそうなところ。

ただその一方で、軽自動車で最も売れ筋となっているN-BOXをベースにしたピュアEV版なのであれば、これまで特別視されてきたBEVが「より身近なもの」になることは間違いなく、こうした訴求効果がホンダだけでなく、スズキや三菱、日産、ダイハツにも波及していくのではないかと推測。

あとは、車両本体価格と補助金によるバランスで、どこまでEVに対するネガティブな評価が払拭できるのか、この辺りは「軽の絶対的な王者」であるN-BOXにのしかかる重責は大きく、ラッコに対抗するだけでなく、今後のピュアEV軽の将来を大きく左右するモデルになりそうなところ。

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