【雪国の感動】トヨタ新型アルファードの「寒冷地仕様」が想像以上に凄かった! エンブレム熱線でエラーを回避。トヨタが他社より一歩先を行く『可視化』の技術

雪国だからこそ経験できる「トヨタと寒冷地仕様」の魅力

2024年1月末に私に納車されて、1年11か月が経過したトヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

本モデルの走行距離も20,000kmを突破し、特に気になる不具合などもなく順調に距離を伸ばしています。

2026年も長距離移動用として頻繁的に活用することになりそうな1台ですが、早速新年早々に降雪による影響を受けながらも、トヨタ及び寒冷地仕様の便利な機能に助けられています。

具体的にどういった機能なのか?早速チェックしていきましょう。


新年早々に雪化粧で真っ白になるアルファード

こちらが、新年早々雪の洗礼を受けているアルファード。

新年初日の夜から、とある用事で親戚の自宅に向かうこととなり、親戚の屋外駐車場にて停めさせていただいたのですが、翌日の早朝には雪が若干積もっていて、私のアルファードも雪化粧により、プレシャスレオブロンド×ホワイト2トーンに変化。

こうして見ると、雪化粧で覆われるアルファードも悪くなく”サマ”になっています。

アルファードの寒冷地仕様により、雪が付着してもエラーが起きないのはナゼ?

早速エンジンを始動し、しばらく走らせてみると「あること」に気付きます。

降雪のときだと、ほとんどの割合で予防安全装備は活用できず、特にレーダーセンサーを活用するであろうアダプティブクルーズコントロール[ACC]やプロアクティブドライビングアシスト[PDA]は、エラー連発で使用中止になる可能性が高いんですよね。

しかしながら、アルファードの場合はそれらが問題無く活用できるわけで、その理由がフロントエンドのエンブレムに「熱線」が搭載されているから。

つまり、ミリ波レーダーがフロントエンブレムに搭載されていて、更に雪や水滴などの付着を熱線で溶かす・もしくは除去することで活用できるのがトヨタの「隠れた技術」になるわけですが、まさか降雪時でもPDAやACCを活用できるとは…これには少々驚かされました。

上の画像でも確認できるかと思いますが、フロントバンパーには大量の雪が付着しているのに、フロントエンブレムは雪が付着していないのが確認できますね。

アルファードの寒冷地仕様は、実は多くの機能が搭載されている

なお参考までに、アルファードに採用されている寒冷地仕様には、具体的にどのような機能が備わっているのでしょうか?

以下にまとめていますので参考にしていただけますと幸いです。

■冷却水(LLC):[標準仕様 30%] → [寒冷地仕様 50%]
寒冷地では、エンジン内を循環している冷却水の濃度が低いと凍ってしまうことが考えられるので、冷却水が凍らないように濃度を上げています。
通常の濃度である30%だと「-15度」ぐらいで凍結しますが、濃度を50%にすると凍結温度が下がり、「約-35度」ぐらいにならないと凍結しなくなります。

■ウィンドシールドデアイサー:[標準仕様 なし] → [寒冷地仕様 あり(タイマー付き)]
雪だまりや、凍結によりワイパーが動かなくなることの防止を目的にフロントガラスに熱線を配したものです。

■ウィンドシールドワイパー:[標準仕様 標準] → [寒冷地仕様 寒冷地用(モーター)]
ワイパーモーターが寒冷地用で強力になります。

■カウルトップルーバー:[標準仕様 標準] → [寒冷地仕様 寒冷地用]
カウルトップルーバー(フロントガラスとボンネットの間のパネル ワイパーの下についている樹脂の板)の真ん中寄りが格子状になっているが、その内側に寒冷地用で、樹脂製のメッシュのネット(金網)が付き、雪入りを防止します。
外観上は、一見変わりません(格子の中を覗き込めば見えます)

■フロントヒーター:[標準仕様 PTCヒーターなし] → [寒冷地仕様 PTCヒーター付](※1)
エンジン始動直後からエンジンが暖まるまでの間、通常のヒーターに加え、暖房を補う装置(電気式補助ヒーター)です。
エンジンの冷却水温が低いときの室内暖房に貢献します。
即熱性があるため、短時間で暖房がききます。

■エアスパッツ:[標準仕様 あり(フロント・リア)] → [寒冷地仕様 あり(フロントのみ)]
タイヤの前部にとりつけられる部品で、タイヤ前の空気の流れを整流し、直進安定性を確保します。
この部品にタイヤが跳ね上げた水が付着し凍ったり、かき上げた雪が詰まってスライドドアの開閉に支障をきたす可能性があるため、リアのエアスパッツは装着されません。

■ロッカー&ドア下モールディング:[標準仕様 標準] → [寒冷地仕様 寒冷地用]
ロッカーモール下面が拡幅され、雪の侵入を妨げドアの凍結を防ぎます。

■リアフォグランプ(両側):[標準仕様 なし] → [寒冷地仕様 あり]
霧・雪・雨などにより視界が悪いときに車の存在を後続車に知らせるための赤色灯です。

■バッテリー:[標準仕様 LN2] → [寒冷地仕様 LN3](※2)
バッテリーの容量を上げます。

■エンブレムヒーター:[標準仕様 なし] → [寒冷地仕様 あり]
ミリ波レーダー専用カバーへ付着した雪などを取り除くものです。

■ドアミラー:[標準仕様 ヒーターなし] → [寒冷地仕様 ヒーター付](※3)
ドアミラーを暖めて霜・露・雨滴を取り除くものです。

※1・・・PHEV EXECUTIVE LOUJNGには非搭載

※2・・・ガソリンZ[2WD/4WD]のみに搭載

※3・・・HEV X[2WD/E-Four]のみに搭載

以上の通り。

寒冷地仕様と一概にいっても、具体的にどういった機能が備わっているのか?そこまで詳しく調べたことがない方も多いと思いますが、実はこれだけの機能が備わっているんですね。

こうして見ると、「冬場のもしものとき」に寒冷地仕様が役に立つこともあるため、たとえ雪国に住んでいなくとも「無いよりは有った方が良い」と思える日がくるかもしれません。

2ページ目:寒冷地仕様が備わっていても、雪が付着するとどうしても活用できない技術もある?