【狂気の15,000回転!】レッドブル新型RB17の市販版が世界初公開! 鬼才ニューウェイ最後の傑作は「1,200馬力+V10」。巨大ウィングで日本公道走行は絶望的?

遂にレッドブルが狂気の沙汰ともいえる公道走行可能な量産モデルを発表!

レッドブル初の公道走行可能(?!)な新型ハイパーカーとして注目を集めた新型RB17 (Red Bull New RB17)。

本モデルの市販化に関する情報が展開されたのは2024年7月頃と記憶していますが、遂に1年半という期間を経て、ようやく市販モデルが正式発表されました。

まさか2026年開始早々、このようなエクストリームなハイパーカーが発表されるとは予想もしていませんでしたが、アストンマーティン・ヴァルキリー (AstonMartin Valkyrie)や、メルセデスAMG ONE以来となる「F1技術のノウハウ」を採用した一台となります。

ちなみに、RB17の由来はレッドブル・レーシングのF1マシン命名規則で、本来17番目のマシンになるはずだったものが、パンデミック等でマシン名がスキップされたため、「欠番となっていた幻の17番目のマシン」を意味し、同チーム初の量産ハイパーカーとして名付けられました。


デザインベースは、ヴァルキリーなどを手掛けたエイドリアン・ニューウェイ氏

こちらが今回、レッドブルが世界初公開した新型RB17の市販モデル(TopGearより引用)。

見るからに未来のコンセプトモデルのようなデザインで、そのエクストリームな見た目はもちろんのこと、カーボンモノコックのコンパクトさ、そして空力特性を最大限に活かしきるような”カヌー”のような形状が何とも印象的。

正直、この衝撃はアストンマーティン・ヴァルキリー以来なわけですが、よくよく考えてみると、ヴァルキリーもRB17もデザインを担当したのは、F1界の伝説的な設計者で「空力の鬼才」とも呼ばれるエイドリアン・ニューウェイ氏。

ただ、同氏は2025年第一四半期にレッドブル・テクノロジー・グループを離脱しているため、そもそもRB17の開発自体が凍結したのでは?との噂が流れたほど。

おそらくデザインベース自体は、同氏が手掛けた要素をそのまま流用しているのだと思われますが、そこから更にブラッシュアップすることで、今回の量産モデルに仕上げられたのだと思われます。

RB17は、レッドブルのF1ノウハウから生まれたマシンなので、まさにその名の通り、世界最速で走ることを目指して設計された究極の一台。

元々のコンセプトカーから更にブラッシュアップし、オリジナルのプロトタイプと比較しても、量産型のRB17はよりシャープで引き締まり、まさに無駄を削ぎ落して洗練さが増しています。

RB17のフロントエンドは、プロトタイプよりも”すっきり”としながらも、決してトーンダウンすることなくアグレッシブさは健在。

まさにエイドリアン・ニューウェイ氏のDNAが受け継がれたデザインなわけですが、彫刻的なボディワークに一体化したスリムなLEDヘッドライトが特徴的。

こちらはサイドビュー。

他の現代的なサーキット車両からインスパイアされたハイパーカーのようで(っというかLMP1みたいなフォルムだな…)、可能な限りシームレスに空気が流れるように設計されているのがポイント。

こちらはリアクォータービュー。

プロファイルに沿って、カーボンファイバー製のボディワークを貫く深い溝がエアチャネルを形成し、巨大なリアクーリングゾーンへと空気を送り込みデザインが印象的。

更に、ルーフに取り付けられたインテーク(ルーフスクープ)は、空気を吸い込みつつミッドマウントエンジンへと直接送り込みことで空冷効果を実現。

そして、ル・マンのプロトタイプからそのまま持ち出したかのような巨大なセンターフィンも強烈なインパクトを与えていますね。

公道走行に必要な装備は備わっているものの、固定式リアウィングは完全にアウト

本モデルはサーキット専用ではあるものの、先ほどもお伝えした通り公道走行可能なモデルとして期待される装備がいくつか備わっています。

ミラーやワイパーといった基本的な装備も含まれているものの、そもそも固定式リアウィングが全幅のボディを覆うように装着されているため、「日本での公道走行は不可能」。

まだ、ポルシェ現行911GT3 RS (992世代)のように、ギリギリ全幅を超えるか超えないかグレーな領域であれば、リアウィングではなく”ルーフキャリア”という扱いで登録は出来ていたものの、今回ばかりはその誤魔化しは効かず、日本での公道走行は実現できなさそう(※日本のヴァルキリーオーナー様より提供いただいた情報を参考にしています)。

インテリアは”ミニマリスト”を追求した究極のシンプル

続いて車内も見ていきましょう。

車内はレッドブルのレーシングカーそのもので、タッチスクリーンや余計なものは一切なく、コックピットは物理的な操作系でまとめられています(まさに走ることだけを考えた専用コックピット)。

シートポジションからステアリングホイール、視界に至るまで、すべてがラップタイムを念頭に置いて設計されているため、「実用性」という言葉が全く似合わない、まさに走り好きの方にとっては理想的なモデルではないかと思います。

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