【詳細速報】日産の新型キックス e-POWER (P16)は全3グレード! 第三世代e-POWER × e-4ORCE搭載で高級路線にシフト?ライバルはカローラクロスか

ようやく詳細が明らかになってきた日本向け新型キックス

2026年度に発表・発売予定となっている、日産のフルモデルチェンジ版・新型キックス (Nissan New Kicks, P16)。

前回のブログにて、日本市場向けキックスの概要を簡単に紹介しました。

既に日本国内でも、本モデルの開発車両/テストカーが何度かスパイショットされているため、日本国内での市販化も秒読みレベルとなっています。

そんな日本向け新型キックス (P16)について、ようやく具体的な情報が入ってきましたので、早速展開してきたいと思います。

なお、本モデルは発表・発売前の新車情報になるため、「予定」「予想」「見込み」といった形で表現させていただきますので、予めご了承ください。


日本向け新型キックスのグレード構成は3種類

via:X(旧Twitter)

まずは、日本市場向け新型キックスのグレード構成について見ていきましょう。

現行P15型に関しては、ノートシリーズと同じ排気量1.2L 直列3気筒自然吸気エンジン+シリーズハイブリッドの第二世代e-POWERが採用されています。

今回のフルモデルチェンジにより、エンジンが刷新されて「C28セレナ相当」のエンジンが発電機として搭載予定とのこと。

つまり、排気量1.4L 直列3気筒自然吸気エンジンが発電用エンジンとして搭載される可能性があり、シリーズハイブリッドに関しては、新型エルグランド (New Elgrand, E53)やキャシュカイ (New Qashqai)同様に第三世代e-POWERが採用される予定です。

via:X(旧Twitter)

こうした流れから、新型キックス e-POWERのグレード構成は、以下の通り大きく3種類に分けられる予定です。

【(2026年)新型キックス e-POWER のグレード構成予想一覧】

■e-POWER Xグレード [2WD/e-4ORCE]

■e-POWER X PLUSグレード [2WD/e-4ORCE]

■e-POWER Gグレード [2WD/e-4ORCE]

以上の通りとなります。

上記のグレード構成は、あくまでも予定されている内容ではあるものの、遂にコンパクトSUVのキックスでも電動四輪駆動e-4ORCEが設定されるのは嬉しいところ(エクストレイル e-POWERもミドルサイズSUVとしてe-4ORCEが採用されたのは日本からだった)。

Xグレード/Gグレードという構成も、エクストレイルやエルグランドと共通になってきましたね。

そもそも日産が提供するe-4ORCEってどんな技術なの?

ちなみに、日産より設定される四輪駆動システムe-4ORCEは、電動化技術と4WD制御技術、さらにシャシー制御技術を融合させ、「走る、曲がる、止まる」性能を飛躍的に向上させる技術。

この技術により、「力強く滑らかな走り」や「乗る人すべてに快適な乗り心地」、「卓越したハンドリング性能」、そして「路面を問わない安心感」を提供すると言われています。

2026年1月時点で、このe-4ORCEを搭載するラインナップモデルは、セレナ e-POWER (New Serena, C28)とエクストレイル e-POWER (New X-Trail, T33)、そしてアリア (New Ariya)の3車種のみ。

ここに新たに2026年から、新型エルグランド e-POWERと新型キックス e-POWERも、e-4ORCEが設定されるため、一気に5車種へと拡大されることになります。

e-4ORCEの技術を深堀りしてみる!まずは「コーナリング時」

なお参考までに、日産の電動四輪駆動システムe-4ORCEについて、簡単におさらいしていきましょう。

e-4ORCEは、状況に合わせて四輪の駆動力を自在に制御し、上質で意のままの走りを提供する技術となります。

コーナリング時においては、時々刻々変化する走行状況や路面状況に応じ、ドライバーの操作に対応した旋回、加減速を実現するための駆動力を算出し、前後のモーターと左右のブレーキで四輪の駆動力ををコントロール。

これにより、日常の走行からすべりやすい路面での走行まで、意のままの走りを実現します。

「減速時」について

続いて減速時ですが、アクセルを戻せば前後2基のモーターにてバランスよく回生することで減速。

これにより、前輪のみで回生の場合に発生する車体のピッチング挙動(※)を抑え、フラットでなめらかな減速を実現し、同乗者にも快適な乗り心地を提供。

また各輪のすべり度合を常にモニタリングし、すべりやすい路面では回生量を自動的にコントロールする特性があります。

※ピッチング挙動・・・乗り物や身体が前後方向にシーソーのように傾いたり、上下したりする動きのことで、加速・減速時や路面状況、投球動作のエネルギー伝達の際に発生し、乗り心地や安定性、パフォーマンスに影響を与える挙動のことを指す

「発進時」において

また発進時においては、ドライバーのアクセル操作に対して高精度にトルクを制御できるモーターならではの特性を生かし、アクセルを踏み込むとなめらかにタイヤを駆動、すべりやすい雪の坂道でもスムーズで力強い発進を実現。

各輪のわずかなすべりを検出し、スリップが発生した場合には、すばやく駆動力を分散させます。

e-4ORCE技術の仕組みについて

そして、e-4ORCE技術の仕組みについても見ていきましょう。

タイヤのグリップ限界は、走行状況や路面状況により、時々刻々変化し、また各輪でも異なります。

e-4ORCEは、タイヤのわずかなすべりを検出し、グリップ限界を見極めながら走行することが可能。

ドライバー操作に応じた旋回、加減速を実現する駆動力を算出し、前後のモーターと左右のブレーキを統合して制御することで、四輪のグリップ力を最大限に生かすよう駆動力をコントロール。

従来の機械式四駆が、構造上「50:50」までしか駆動力配分を変えられないのに対し、前後輪それぞれにモーターを持つ四駆システムは、「100:0~0:100」まで自在に駆動力を変えられるポテンシャルがあります。

これにブレーキ制御を組み合わせることで、左右の駆動力を変え、四輪の駆動力を高速・高精度にコントロールします。

2ページ目:新型キックス (P16)の見た目は、グレードによって若干異なる?