【もはや異次元】メルセデスベンツ新型Sクラスの進化が凄すぎる!5万個のLEDで「サッカー場6つ先」を照らす最新ライトと、謎の「シートベルトヒーター」の正体
もはやマイチェンではなく、フルモデルチェンジ級の変化を遂げた新型Sクラスの更なる進化とは?
2026年1月末に世界初公開された、メルセデスベンツのマイナーチェンジ版・新型Sクラス (Meredes-Benz New S-Class)。
今回のマイナーチェンジでは、全体の50%以上が刷新・アップデートされ、20%大型化されたグリルを装備しつつ、初めてイルミネーション機能と立体的なクロームスターを採用しました。
特に注目すべきはパワートレインで、S580 4Maticには新型フラットプレーンクランクの排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、マイルドハイブリッドを組合わせることにより、システム総出力537ps/システムトルク750Nmを発揮します。
そんな新型Sクラスで、もう一つ注目したいのがヘッドライト。
実はこのヘッドライト、片側だけで25,000個ものLEDユニットが搭載され、両方で計50,000個搭載されていることが明らかに。
一体どのような機能を発揮するのかチェックしていきましょう。
ただ単にLEDヘッドライトが明るく(眩しく)なったのではなく、照射範囲と配光パターンを更に洗練

こちらが今回、メルセデスベンツより発表された新型Sクラスのフロントマスク。
最新世代となるデジタルLEDヘッドライトが搭載され、ヘッドライト1つにつき2.5万個のマイクロLEDが搭載されているとのことですが、この数字だけでもシステムが洗練されていることは明確。
このアップグレードの核となるのは、高性能チップを搭載した新しいマイクロLEDヘッドライトモジュールで、メルセデスによると、これにより照明範囲は従来比で約40%拡大し、明るさが著しく向上して、コーナー部分での配光もよりシャープになっているとのこと。
照射範囲は「サッカー場6つ分先」まで照らすことが可能

この新しいマイクロLEDシステムのコンパクトな設計により、メルセデスはヘッドランプの重量を25%以上削減したとのことですが、これだけ複雑なヘッドライトともなれば、事故や故障などが起きた時の交換費用はトンデモナイ金額になりそう。
一見すると、とんでもなく複雑そうなユニットにも見えるLEDヘッドライトですが、すべての照明ソフトウェアは、メルセデスのMB.OSアーキテクチャに統合されているとのこと。
そのため、大部分が社内で開発されていることから、システムパフォーマンスと進化をより厳密に制御できるそうです。
最大照射距離では、車の前方「約605m」まで光を照射できるそうですが、これは全長約658mのサッカー場6つ分の長さに相当するほどの驚異的な照射力。
道路に雪の結晶マークを投影できるユニーク仕様

サッカー場6つ分の長さまで照射できるだけでも驚異的ですが、このLEDヘッドライトの最大の魅力が「明瞭性」。
例えば、ハイビームはカメラ入力と地図データに基づいて動的に方向転換することが可能で、これにより周囲の目を眩ませることなく、実際の前方を完全に照らすことが可能となり、暗い場所での道路利用者の検知能力が格段に向上しているとのこと。
さらに、ヘッドライトは実際に道路に映像を投影することができるそうで、この投影機能は、メルセデスのオプションパッケージである「デジタルエクストラ」の一部。
投影機能は、車線逸脱警報や逆走警告、そして路面凍結時に前方の路面に雪の結晶を表示する新しい寒冷地シンボルなど、ユニークな情報を投影できるのもポイントですが、言い方を変えると「無駄な技術」を搭載するのもメルセデスならでは。
工事区域での道幅の狭さも「光り」でアシスト

そして、これもまたユニークなのが工事区域の照明。
車線幅の減少を検知すると、自動的に点灯する狭車線照明へと変化するわけですが(狭くなることで、その道幅を新型Sクラスが通過できるかを投影してくれる)、実際のドライバーからの視点でどのように映るのか、実用性としては高いのかも気になるところです。

この他にも、ドライバーは車両の施錠・解錠時にドライバーを歓迎する「デジタルレイン」と「スターウェーブ」のデザインを新たに採用し、アニメーション化された照明シーケンスを設定することも可能に。
一見すると、とんでもない消費電力なのでは?と思われる方も少なくないと思いますが、実質的に光出力を高めながらも、消費電力を半分に削減できるのが、今回の新開発ヘッドライト。
間違いなくコストはかかっているので、事故ったときの交換費用含めてとんでもない費用になることは容易に想像できるかと思われます(メルセデス曰く、ヘッドライトユニットの交換は”極めて簡易的”と説明していますが…)。