遂にハミタイが車検に通る時代へ。車の保安基準が6月末より一部改定
今日まで、タイヤが車体からはみ出した状態(通称:ハミタイ)は、不正改造とみなされ車検を通すことはできなかったわけですが、先月末の6月22日を持って、その規定が一部解禁(緩和されること)となり、車検でもハミタイが問題なく通ることが判明。
一部解禁の詳細としては、以下の通り
【乗り物ニュースより引用】
これまでは、クルマのハンドルを直進方向にした際、タイヤ中心部から前方30度、後方50度の範囲において、タイヤやホイール、ホイールナット、センターキャップなどの回転部分が、直上にある車体よりひとつでも突出した場合、違法とされていました。今回のいわゆる「ハミタイ一部解禁」は、クルマの製造年月日を問わず、上述の基準を一部緩和するというものです。同時に、自動車のマフラーの向きに関する基準も変更されました。
上記の改訂内容から、タイヤ中心部から前方30度、後方50度において、10mm(1cm)未満であれば車体からはみ出していても問題ないとのことで、これに併せてタイヤのリブが突出部分とみなされなくなったとのこと。
ただ、ここで注意したいのは、今回の規定はあくまでも”タイヤ”のはみ出し規定が変わっただけで、ホイールのはみ出しは対象となっていないこと。つまりは、最近のカスタム車両でよく見られる社外ホイールのリムのはみ出しは、車検パスの対象にならないわけですね。
また、今回のハミタイ規制緩和に併せて、マフラ配置の規制も緩和。
国際的な排ガス強化の観点から、マフラの角度を横向きにすることは、歩行者に直接排ガスがかかり、害を与えていたと考えられていますが、排出ガスに含まれる有害物質の大幅な低減により、マフラの向きを厳しくできないレベルにまで達しているとのこと。
そのため、クルマの中心からマフラを真上に見たとき、左右30度の範囲内であればマフラの取付けが可能であり、どの方向に対しても(基本的に30度以内であれば)問題ないとのこと。
Reference:乗り物ニュース