ボルボ「S60」等の6車種がリコール。ラジエータの不具合にり火災の恐れ有り

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、ボルボ「S60」等の6車種が大量リコール。

リコールの内容としては、ラジエータとブリーダーホースの不具合によるもので、ラジエータについては、冷却水の温度制御が不適切なため、特定の外気温でエンジンを始動後、急発進等を行うと冷却水の温度が急上昇するとのこと。
冷却水の温度の影響によりシリンダーヘッド部に熱応力が発生して亀裂が生じ、亀裂部位からエンジンオイルが漏れてオイルが高温の排気管等にかかり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのことです。


続いて、ブリーダーホースについては、ラジエーターのエキスパンションタンクとエンジンをつなぐホースの耐熱性が不足しているため、長期間のアイドリング状態等の特定条件下のエンジン熱の影響により、当該ホースが劣化して亀裂が生じることがあるとのこと。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂部位から冷却水が漏れて警告灯が点灯、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがあるとのことです。

対象となるのは、2010年12月3日から2015年7月15日に製造された「S60」「S80」「V40」「V40クロスカントリー」「V60」「V70」の6車種で、3万6,299台がリコールの対象となります。

対策措置は、ラジエータは、全車両のクーラントバイパスバルブ内のバルブ機構を取り外して冷却水の温度制御を変更。また、シリンダーヘッド部が受ける熱影響を低減させるため、エキゾーストガスケットを対策品に交換する、リコール作業を行います。

そして、ブリーダーホースについては、全車両、ブリーダーホースを対策品に交換する、リコール作業を行うとのことです。