悲報。テスラ「モデル3」の注文キャンセルが63,000件まで到達

2020-05-26

テスラCEOのイーロン・マスク氏は、毎日約3,800件もの車両注文を受けているとオフィシャルでコメントしており、特に2016年初頭に世界デビューした「モデル3」の注文が途切れることは無いとのこと。
しかし、自動車メーカの四半期決算について、イーロン・マスク氏は、過去3年間で63,000台のモデルの受注がキャンセルされたことを明らかにし、現在受注総数は518,000台から455,000台まで減少したとのこと。


これについて、イーロン・マスク氏は「モデル3のキャンセルは1年以上にわたって発生している。ただ、私は、これらキャンセルした数字は重要ではないと思っている。少額の労力で、モデル3を提供することは寧ろプラスにはならない」と強気なコメント。

現在、これから「モデル3」をオーダーする人は、2018年末以降の納期になるとのことで、量産ラインの拡大を図っていく必要がありますが、現状としては2017年末までに1週間で5,000台の「モデル3」を生産し、2018年には約1万台が毎週生産される予定となっています。

Reference:CARSCOOPS

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アメリカの電気自動車メーカであるテスラが、エントリーモデルとなる「モデル3」の最終仕様を発表しました。
「モデル3」は、フリーモント工場にて最初の30台のみ特別に製造。
しかも、最初の1台目はテスラCEOであるイーロン・マスク氏に提供されましたね。

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ちなみに、今回登場する「モデル3」は、2種類のグレードが準備されており、一つは航続可能距離354kmで、0-100km/hの加速時間が5.6秒、最高速度210km/hに到達するスタンダードモデル、もう一つが航続可能距離498kmで、0-100km/hの加速時間が5.1秒、最高速度225km/hに到達するロングレンジモデルとなります。

スタンダードモデルにおいては、テスラのスーパーチャージャー充電により30分間の充電で約210kmの走行が可能。
なお、ロングレンジも全く同じ時間の充電で273km走行が可能となっています。

続いて「モデル3」の標準装備については、15インチのタッチスクリーンディスプレイ、デュアルゾーンのエアコン調整、ファブリックシートが基本仕様となっています。また、8台のカメラと前方レーダー、12台の超音波センサーが装備されており、半自律走行(これは有償)も可能な状態に。
衝突回避や自動緊急ブレーキシステムも標準装備されています。

ちなみに、テスラのオートパイロット機能は約60万円の有償オプションとなっており、その機能の内容としては車線逸脱防止機能や高速道路の合流、自動駐車機能といった先進装備となります。
なお、さらに約36万円の有償オプションを支払えば、半自動運転機能も装備されます。

ボディカラーについては、ソリッドブラック、ミッドナイトシルバーメタリック、ディープブルーメタリック、シルバーメタリック、パールホワイトマルチコーチ、レッドマルチコートをラインナップしており、ソリッドブラック以外の全てカラーが約12万円の有償オプションとなります。

インテリアについても非常に充実していて、フロントシートは12way式のパワー電動シート、
ステアリングコラムやサイドミラー、シートヒータ、オープンポアウッドトリム、後席専用USBポート、プレミアムオーディオシステムを装備。
フロントガラスは、「モデルX」のデザインを踏襲することで視認性を向上。
ルーフもパノラマルーフとなっているため、開放感のある室内空間を提供していますね。

その他には、シャシーはフロントがダブルウィッシュボーン、リヤがマルチリンクを設定。
ホイールは、18インチアルミホイールを標準装備し、オプションで19インチアルミホイールの選択が可能となっています。
車体重量としては、スタンダードモデルが1,609kg(重量配分47:53)、ロングレンジモデルが1,730kg(重量配分48:52)となっています。
具体的な価格は未だ公表されていませんが、納期については2018年はじめを予定しているとのことです。