登場しても不思議ではない。TVR「グリフィス・スパイダー」のレンダリングが公開に

2020-05-26

約1か月前、イギリスの自動車メーカ・TVRが、創立70周年記念となるスペシャルモデル「グリフィス」を発表しましたが、今回早くもオープンモデルとなる「グリフィス・スパイダー」の予想レンダリングが公開に。
新型となる「グリフィス」は、クラシックな2シータ+フロントエンジン搭載のスーパースポーツカーで、1963年に発売した初代「グリフィス200」をベースに開発したモデルとなっており、パワートレインは、排気量5.0L フォード・コスワース製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力506psを発揮。これに対して車体重量は1,250kg以下になるため、1トンあたりに出力する値は404psとなります。ちなみに、0-100km/hの加速時間は4.0秒未満。
車体重量配分は何とも完璧な50:50というバランスを持つため、ある意味完成度としては十分高すぎる程のスポーツモデルとなっています。


そんな「グリフィス」をオープンモデルにデザインレンダリングしたE Milano氏ですが、このレンダリングでは、「グリフィス」にゴードン・マレー氏提案のiStreamプロセスを使用しており、車体重心はかなり低く、おまけに車体剛性は大幅に向上しているとのこと。

もちろん、ほとんどのモデルがルーフを失うことにより、ねじり剛性を失うことになるわけで、そのための補強を行うことで車体重量は増加し、加速性能や走行性能にちょっとした影響を与えることとなるも、この「グリフィス・スパイダー」では車体重量を最小限に抑え、加速性能を低下することなくクーペと同様のスペックを持つとのこと。
ただ、現時点で「グリフィス・スパイダー」が市販化される噂は全く浮上していないため、このままお蔵入りになる可能性も有り得ますが、「タスカン」や「キミーラ」のオープンモデルも発表していることも考えると、もしかすると同車も発表される可能性はありそうですね。

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Reference:CARSCOOPS