炎上したフェラーリ「512BB」が中古市場に登場。何と480万円以上にて売却

2020-05-26

中古車サイトCopartにて、フェラーリが1976年から1981年まで製造した当時のフラッグシップモデル「512BB」が販売に。
現時点では既に完売となっていますが、実はこの個体は火災により修復不可能となってしまったものであるにも関わらず、価格は480万円以上にて売却されたとのこと。

火災発生の原因についての詳細は公開されていませんが、エンジンベイ又はキャビン内にて発生したようにも見え、いずれにおいてもエンジンとトランスミッションは火災により損傷し、内部のプラスチックや金属、ゴム等も完全に使い物にならないレベルにまで焼け焦げていますね。


火災ではなく、洪水の被害を受けた車両においては、個人のバイヤーに売却することも可能で、比較的高値での回収が可能となりますが、今回のように火災による影響でおまけに修復不可能でパーツの流用もできない車両ともなると、480万円以上の高値で売却されるというのは異常ではありますが、これももしかするとフェラーリというブランド力の影響が強いのかもしれません。
(ランボルギーニからも焼け焦げてしまった車両を販売していましたが、こちらは5ドルにて販売されていた)

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ちなみに、フェラーリ「512BB」は、後に1981年に「512BBi」、1984年には後継モデルとなる「テスタロッサ」へと引き継がれたモデルとなり、販売当時はスーパーカーブームによりランボルギーニ「カウンタック」と肩を並べる程の人気モデルでした。
当時は、「カウンタック」と公道世界最速の称号を競いあう程のハイパワーモデルで、パワートレインとしては、排気量5.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力365ps/6,800rpm、最大トルク451Nm/4,600rpmを発揮。最高速度は302km/hまで到達します。

Reference:CARSOOPS