ランボルギーニ「カウンタック」の次世代モデルらしき予想レンダリングが公開。「カウンタック」要素はあるものの「ウラカン」ベースっぽい?

2020-05-26

「カウンタック」の次世代モデル?らしきレンダリングが公開

1970年代後半から1980年代にかけてスーパーカーブームの火付け役となったランボルギーニ「カウンタック」。
その見た目の派手さ(現代においても全く色褪せないデザイン)や、ドアが上に開くガルウィングスタイル(シザードア)、最高時速300km/hという並外れた公称値が「カウンタック」を一躍有名にした要素でもありました。

日本では、「カウンタック」という名称で呼ばれ続けてきた個体ですが、実際には「クンタッシ(Countach)」と呼ぶのが正しく、この単語はイタリア北西部ピエモンテ地方の方言で「驚き」を意味しています。
ランボルギーニの車両名と言えば、”闘牛”を由来とした名称がほとんどですが「カウンタック(クンタッシ)」や100周年記念モデル「チェンテナリオ(イタリア語で100周年を意味)」だけは闘牛に由来しない名称を使用していますね。
そんなスーパーカーブームの火付け役「カウンタック」のデザインを、次世代風に描いたレンダリング画像が公開に。


「カウンタック」要素はあるんだけども…

今回、レンダリングを担当したのは、南アフリカのフリー・インダストリアルデザイナーであるMattthew Parsons氏で、彼は自動車設計技術とデザイン力を活かして、数多くのスーパーカーデザインに携わってきたプロフェッショナル。

今回の次世代「カウンタック」も、先代のラップアラウンドフロントガラスという最先端技術を活かし、更には同車のスタイリングを崩さない昔ながらの車高(全高1,029mm)を実現。
給油口が右側ドアサイドパネルに配置しているのも「カウンタック」からの踏襲となります。

厳密なベースとなるモデルは1985年に、フェラーリ「テスタロッサ」に対抗するためにV型12気筒自然吸気エンジンを4バルブ化した「5000QV(クアトロバルボーレ)」で、世界限定632台のみ生産され、この個体に搭載されるエンジンは、後のSUVモデル「LM002」にも使用されることに。

フロントデザインは、角ばった印象を残しつつも、どこかマクラーレン「P1」を彷彿するようなフロントスプリッターとダクト付フロントフード(もしかするとツインターボエンジンを搭載?)を備え、ヘッドライトは開閉式のリトラクタブル・ヘッドライトを不採用(開閉式ライトはオープンにすると空気抵抗が増大し、加速性に大きく影響するとの情報も)。

ホイールは、ランボルギーニのエントリーモデル「ウラカン」にも採用される20インチ鍛造タイプのジアーノを装着。カーボンブレーキとブラックのブレーキキャリパカバーの装着は、やはり現代風をイメージしていますが、こうしてみると「カウンタック」ベースというよりも「ウラカン」ベースの方が強いようにも見えてしまいます。

ドアの開き方は不明なのですが、ドア先端につなぎ目がないことを考慮すると、ルノー「トレゾア・コンセプト」のようなルーフから丸々オープンするような大胆な開き方になることが予想されますね。

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なお、このレンダリングモデルが後々コンセプトモデルないしは市販モデルとして登場する可能性は限りなく低いのですが、「カウンタック」の復刻モデルが再度登場することがあれば、ランボルギーニの注目は更に上昇しそう。

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Reference:autoevolution